アマゾンランキングは、一時ポカリスエットだらけになった。

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   アマゾンで3000円相当のポカリスエット、30本が103円で売り出され、祭状態となった。アマゾンのシステム上の不手際で、誤った価格が表示されてしまったというが、ネットには「50箱注文した」といった書き込みが一時殺到した。

   2010年7月29日までに大塚製薬のスポーツ飲料、ポカリスエットが245ml缶30本で103円という価格で売り出された。

97%オフ「夏祭りで売るか」

   商品を出品したのは、大阪の通信販売業者。通常価格3308円が97%オフとなっており、驚異的な安さだ。1500mlペットボトル8本セットも出品されており、そちらも通常2184円のところが259円となっている。

   ネット上では29日夜から注目されており、2ちゃんねるには、「ポカリ安すぎワロタw」といったスレッドが乱立。

「とりあえず10箱買ったから、1日2本飲むとして5か月ぐらいは持つな」
「50箱注文した」「夏祭りに1本100円で売るか」

といった書き込みが殺到した。「お前ら自分で飲めるぶんだけにしておけよ」という冷静な書き込みもあったが、実際かなりの大量注文がされたようだ。アマゾンの「食品&飲料」のベストセラーランキングで、ポカリスエットが急上昇。30日夕方までトップ3を独占していた。

アマゾンのシステムに「不手際」

   しかし、30日午前には245ml缶、30本が2880円に修正された。販売業者も、当初の通信販売業者から「Amazon.co.jp」に変更されてしまっている。

   この業者によると、アマゾンのシステムに不手際があり、誤った価格が表示されてしまった。現在、対応はアマゾンに引き継いでおり、大量に寄せられている問い合わせ電話にも、アマゾンに直接問い合わせるよう伝えているという。J-CASTニュースはアマゾンにも取材を申し込んだが、30日20時現在、返答は来ていない。

   同日午後には、商品ページ自体も削除された。ネットには、注文がキャンセルされたというメールがアマゾンから送られてきたという報告が大量に書き込まれている。価格に誤りがあったことを謝罪する内容だったというが、ツイッターには「印刷業界では値段の誤植などやったらこんなんじゃ済まない。Web関係の人って危機意識足りないと思うよ」といった意見が寄せられていた。

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