チームのために犠牲を払うことは、1シーズンであれば問題なく受け入れられることであっても、2シーズンとなるとそうはいかないのかもしれない。たとえ結果を残すことができても、インテルFWサミュエル・エトーは本来の仕事、すなわちゴールを奪う仕事へ再び戻りたいようだ。

昨季、セリエAとコッパ・イタリア、そして何よりもチャンピオンズリーグを制覇したインテルだが、エトーはFWズラタン・イブラヒモビッチの移籍に際し、バルセロナからインテルが彼を獲得することにした仕事への復帰を望んでいる。イタリア『スカイ・スポーツ』で、エトーは次のように語った。

「オレの義務は常にゴールを決めることだった。今年もたくさんのゴールを挙げたいと思っている。いつもやってきたようにね。(ラファエル・)ベニテス監督にはオレがゴールを決められることを説明しておいたよ。インテルはそのためにオレを獲得したんだ。ディフェンスをすることもできるけど、オレはストライカーなんだよ」

つまり、ベニテス監督はジョゼ・モウリーニョ前監督がエトーに任せたサイドのカバーではなく、彼が最も好む場所を見つけなければならないということだ。

「でも、ベニテス監督は優秀だからね。オレをゴールから遠ざけないようにする方法を見つけるはずさ」