2009年の花火コンクールで出品した「蕾から花へ」。つぼみが花開いていく様子を、見事に演出

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いよいよ今週末の7月31日(土)に開催される隅田川花火大会。日本最古の花火大会と言われ、毎年90万人が訪れる同大会だが、特に注目して見たいのが、国内トップクラスの花火師たちが玉を仕込む花火コンクール。そのコンクールに出場する煙火店に“伝説の花火師”がいるという。

【写真】これが伝説の花火師による“五重芯”の花火だ!

“伝説の花火師”とは、コンクールではつねに優勝候補に挙がる野村花火工業の野村陽一さんだ。数々の逸話を持つ“レジェンド・オブ・花火師”として、隅田川花火大会でももはや常連。今回は野村さんのもついくつかのエピソードを紹介しよう。

まず挙げられるのは、内閣総理大臣賞を数多く受賞していること。この賞は、大曲と土浦の花火大会で行われる競技会の総合優勝者に授与される名誉あるもの。その賞を野村さんは過去8年で、実に10回も受賞しているのだ。今年は土浦の競技会での「3年連続優勝」がかかっており、伝説はいまなお継続中、と言える。

最高難度の花火を、花火競技会で初めて打ち上げた花火師としても有名だ。野村さんが得意とするのは、菊の花のように開く球体の花火。緻密な三重、四重の同心円を描く花火を経て、物理的に限界とされる“五重芯”を、花火競技会の場で打ち上げることに成功。五重芯の花火は、花火ファンの間では伝説となっているのだ。

観衆を引き付ける演出にも定評がある。2008年の大曲の大会では、当時発売されたばかりのコブクロの「蕾」にのせた創造花火「蕾から花へ」を発表。多くの観客を魅了した。美しく芸術的な花火を豊かな感性で楽しませてくれるのも、伝説の花火師たるゆえんだろう。

そんな伝説の花火師の花火が見られる隅田川花火大会は、7月31日(土)。コンクールは19:40ごろから開催される予定だ。暑い夏の夜、夜空に輝く職人の技を、ぜひ堪能してほしい。【東京ウォーカー】

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