「レアル・マドリーは僕にとって家だった。そして今日からは、ここでずっとだったように、計り知れないほど幸せでいるという難しいミッションが始まるんだ」

FWラウールは26日、この言葉をもって、レアル・マドリーのサポーターや幹部に別れを告げた。741試合出場323ゴールという記録とともに、レアルを去るラウールは、これからシャルケ04へと移籍することになる。

一方、レアルがインテルからの獲得を目指すDFマイコンだが、移籍騒動はまだ終わらないようだ。26日が決め手になるとの報道もあったが、同選手の代理人であるアントニオ・カリエンド氏は、イタリア『Calciomercato.it』に対し、「マイコンは29日、ジュリオ・セーザル、ルシオと一緒にアメリカへ向かい、ツアー中のチームと合流する」と述べ、次のように続けている。

「非公式な電話連絡はあり得るが、あくまであいさつのためのものだ。オフィシャルには何もないよ。私も動くために正式な情報を待っているんだが、いずれにしても大きなニュースはない」

また、ミランへの移籍が噂されたセビージャFWルイス・ファビアーノは、『Radio Palabra de Futbol』のインタビューで、セビージャ残留を明言している。

「僕の夢はずっとセビージャで続けることだった。僕の去就に関していろいろ言われたけど、何も真実はない。まだクラブとは1年の契約があり、僕はとても満足している。まだこのチームのカラーを守りたいと思っているし、タイトルを獲得する助けとなりたい」

なお、ミランはDFチアゴ・シウバに移籍の噂が浮上したが、FIFA代理人のロベルト・カレンダ氏はイタリア『スカイ・スポーツ』で、「彼の未来は間違いなくミランだ。レアルとのコンタクトはない。彼はあのポジションでヨーロッパ最高の選手の一人であり、獲得を求められてはいるが、ミランはビッグクラブだし、彼も残留したいと望んでいる」と退団を否定している。

なお、イタリアではジェノアがスポルティングMFミゲル・ベロゾの獲得を決めたと言われているが、同クラブのコスチーニャSD(スポーツディレクター)は「何か具体的で本当のことがあるときに」話をするとコメント。交渉に急激なブレーキがかけられた可能性がある。ベロゾがチームとともにヨーロッパリーグの試合を戦うべく、デンマークへ向かうかどうかを尋ねられると、コスチーニャSDは「私は監督じゃないが、おそらくそうだろう」と答えた。