「R・マドリーでプレーすることは最高の夢だった」16年間、R・マドリー一筋でクラブを支えて来た男についにその愛するクラブを去る時が来た。ラウル・ゴンサレス。決してフィジカル的にも恵まれない男が、鋭い動き出しと、高い技術でゴールを量産しチームを救って来た。

 そんなラウルにもついに最後の日が訪れた。1994年10月29日のデビュー戦から741試合で323ゴールを叩き込んだミスターR・マドリー。「僕をこれまで支えてくれた全ての人にありがとうと言いたい。絶対に僕は君たちを忘れない」と記者会見で語った。

 「いつも自分の最高のプレーをグランドで見せようと努力してきた。これは小さな頃からこのクラブで学んだこと。常にクラブのために最高のプレーをしてきたつもり」と続けたラウル。移籍先はスペイン国外ドイツかイングランドのクラブになりそうだが、スペインの至宝と呼ばれたラウルがついにリーガからも姿を消すこととなった。

(スペイン通信)