2022年のワールドカップ(W杯)開催を巡り、FIFA(国際サッカー連盟)視察団は7月19日から3日間にわたって日本の視察を行った。チリ・サッカー協会会長で視察団の団長を務めるマイネニコルス氏は日本の招致計画に対し、「バランスが取れている」と高く評価した。

 一方、視察団は23日、次の候補地である韓国の視察を開始したが、韓国ではW杯招致の可能性について、「韓国はW杯を開催した経験があり、日韓W杯は史上もっとも成功した大会と認識されている」との声があがり、韓国メディアは「2018年W杯と2022年W杯の両方で招致活動を展開している国が多いなか、韓国は2022年W杯だけに集中している」と報じた。

 しかし、韓国メディアの朝鮮日報は「外部は、韓国が招致に成功する可能性は高くないと見ているようだ」とし、その理由として日本の存在を挙げ、強力なライバルだと報じた。さらに、米国についても競争力のある候補地であると報じたが、「国土が大きすぎるため、スタジアム間の移動が不便である」と主張した。

 また、オーストラリアとカタールについては競争力に欠けると指摘、招致を巡るライバルではないとした。記事は「両国ともW杯の開催経験がない。オーストラリアはFIFA職員を買収していたことが明らかとなったほか、カタールは国際的な知名度が低すぎる」と主張した。

 2022年W杯の開催を巡る招致活動が大詰めを迎える中、開催国は12月2日に決定する。(編集担当:畠山栄)



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