マッシミリアーノ・アッレグリ新監督の下で新シーズンに向けて始動したミラン。すでに一部では、選手たちがこれほど苦しそうな表情を見せるのは近年あまりなかったことだとの声も聞こえている。アッレグリ監督はこれまで常に1日2回の練習をしており、それは来週も続くだろう。

23日午前の練習で、アッレグリ監督はグループを2つに分けた。一つはジムで、一つはピッチでのトレーニングだ。グループの全員がそろっているが、唯一の例外がロナウジーニョである。同選手はできるだけ早くチームメートたちと同じ状態になるため、別メニューを続けている。そのロナウジーニョについて、アッレグリ監督は「彼は怪物だよ。それは間違いない。だが、彼もまだほかの全員と同じように、走って、チームのために戦わなければいけない」と述べている。

ミランは今夏、マルコ・アメリーアとマリオ・ジェペス、ソクラティス・パパスタソプロスを獲得している。ミラネッロ(練習場)に来てから数日が経ったが、まだ彼らは自分たちがミランのユニフォームを着ていることをなかなか信じられないようだ。

アメーリアは「僕はジェノヴァに残ると確信してシーズンを終えた。だから、実際にどうなったかということについて、驚いたと言わざるを得ない。でも、自分が何か良いことをやったという意味なんだよ」とコメント。ライバルのインテルに対しては、「去年の彼らはすべてに勝利した。僕らは彼らのユニフォームからトロフィーをはがし取り、それを自分たちのユニフォームにつけられるようにしたい」と意気込みを示している。

また、ジェペスは「昨シーズンが終わる少し前にミランの関心を知った。ファンタスティックな気持ちだったよ。仕事が報われたということだからね」とコメント。パパスタソプロスは「まだジェノアとの契約は2年あったし、本当にサプライズだった。ミランのこの信頼に報いたい」と話している。