10月22日から24日まで、全羅南道霊岩サーキットでF1韓国グランプリが開催される予定だ。韓国初のF1開催に向け、急ピッチでサーキット会場の工事が進められているが、工事に影響を与える天候によっては開催時期が延期される可能性もあるという。

 4月にもサーキット会場の建設が大会に間に合わない可能性が指摘され、ドイツのメディアに「年内の完成は難しい」と報じられた。その際、F1韓国大会運営法人のKAVOは工事の延期について「事実無根」と否定していた。

 7月15日、FIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティング氏らによるサーキット会場の視察が行われた。韓国メディアによると、チャールズ氏は視察後、「工事の進展状況や品質などに100%満足している」と述べたという。7月中旬時点で工事の完成度は82%程度で、点検の結果、6週間後の本点検に支障がないとの見解を示した。

 また、チャールズ氏は「コリアサーキットのグランドスタンドは、ドライバーの活動状況を目の前で確認できる点でユニークだ」と絶賛したという。

 7月中旬時点でサーキット工事の完成度は82%程度であるため、8月に予定されていたアジアンフェスティバル・オブ・スピード(AFOS)の開催は難しい。韓国自動車レース協会のチョン・ヨンジョ会長は、「天候が心配だ。天候が悪ければ工事の期間が問題になり、大会の開催期間の延長を検討している」と明かした。工事は着々と進んでいるが、天候次第では延期の可能性もあるという。

 韓国では史上初となるF1開催を盛り上げようと、16日には記念イベントが行われるなど、大会に向けたアピールが行われている。入場券もすでに販売されており、延期となればさまざまな混乱が予想される。(編集担当:金志秀)



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