自宅の中でも落ち着く場所と言えば…トイレは外せませんよね

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毎日の仕事に追われて、どこかで独りの時間を作りたい…。そんな時、ありますよね。“隠れ家”とは実に魅力的な言葉ですが、みなさんも自分だけの“心の休まる場所”を持っているのではないでしょうか。そんな現代の“隠れ場所”を聞いたアンケートでは、トイレから“愛人宅”(!)までユニークな回答が続出。現代社会に生きる人の“ストレス”が垣間見えるものとなっています。

意外にも、こんな場所が”隠れ場所”として人気!?

これは、映画「しあわせの隠れ場所」のブルーレイ&DVD(7月21日(水)発売)に合わせて、13歳から87歳までの男女1000人に実施したアンケート結果によるもの。「あなたにとっての“しあわせの隠れ場所”を教えてください」という問いに、出てきた答えは、実に味わい深いものとなっています。

最も多かった回答は当然と言えば当然の「自宅」(235人)。幸せなマイホーム……と思いきや、一筋縄では行きません。「仕事の状態が最悪なため、家で妻と一緒にいられる時が一番幸せ」(24歳男性)や「家族が出掛けて、誰もいない家の中」(35歳女性)と、仕事への不満や家族への気遣いが透けて見えます。

2位・3位も順当で、「自分の部屋」(73人)、3位「家庭・家族」(55人)と続きます。4位は「トイレ」(41人)。あの狭くて密閉された空間、落ち着きますよね。この回答に理由は不要なようで、「トイレ」と答えた人の多くは、ひと言「トイレ」とだけ答えています。5位の「実家」(40人)も含め、このあたりまでは万国共通でしょうか。

10位以下の少数意見に目を向けると、ユニークな回答が増えてきます。17位と41位は「心の中」(9人)「夢の中」(5人)とスピリチュアルな世界に。26歳女性の答えは「脳味噌の奥の奥の奥」。3層に及ぶ脳の深海(?)には、いったい何があるのでしょう…。ちょっと覗かせてもらいたい気もします。

17位の「パソコン」(9人)も現代ならではでしょうか。「インターネットの中。唯一自分を開放できる場所なので」(26歳男性)という人も少なくないのでは。おもしろいのはこの回答、予想以上に年齢層が高く、「mixi」(48歳男性)、「パソコン」(52歳男性)と、40代・50代が目に付きます。パソコンで趣味に興じるミドル&シニアも多いということでしょうか。

「通勤時間」も、家庭と仕事をつなぐ“エアポケット”的な時間として重宝されているようです。「電車の中。仕事や家庭から解放される場所」(52歳男性)や「夜、会社からの帰り道。田舎なので真っ暗で、独りになれ、いろいろ考え、リセットする時間」(22歳男性)と、毎日繰り返される「通勤」をうまく使っている様子が伺えます。

記者が個人的に驚いたのは、「押入れ」と答えた人が、8人もいたこと。オシイレ……。どうしたってあの国民的キャラクター、“青いネコ型ロボット”しか思い浮かばないでしょう。記者としては「お仕置き」のイメージしかありませんが、25歳男性から49歳女性まで幅広く支持されています。「怖い嫁さんの目を盗み、小4の息子と一緒に隠れる押入れが私にとってのしあわせの隠れ場所」(46歳男性)の回答を見ると、この「押入れ」、想像以上の可能性を秘めているようです。

最後はやっぱり心温まる回答で。「彼の部屋。私と彼が付き合っていることを誰も知らないので、誰も知らないしあわせな場所です」(18歳女性)、「妻と息子のいる生活が幸せな場所」(29歳男性)、「遠距離で9年。一回り年下の彼と一緒にいる時が幸せ」(46歳女性)と、世知辛い世の中ですが、やはり愛する人との時間が一番の“隠れ場所”なのでしょう。

ちなみに映画「しあわせの隠れ場所」では、アメリカのスラム街に生まれた黒人青年が、裕福な白人一家に家族として迎え入れられ、アメフット選手としての才能を開花させていく中で、幸せの隠れ場所として、家庭の温かさが描かれています。現代社会での“隠れ場所”事情。1000人の回答からは、仕事や家庭でのストレスから解放される時間と空間を、工夫して作っている様子が伺えました。みなさんの“隠れ場所”はどこですか? 【東京ウォーカー】

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