“ダンシャリアン”急増中 片付け本の新定番「断捨離」とは?

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 「ダンシャリアン」という言葉をご存知でしょうか。

 昨年12月の刊行からじわじわとその読者数を増やし、10万部を突破した『新・片づけ術「断捨離」』(やましたひでこ/著、マガジンハウス/刊)を実践する人たちのことです。
 本書はまさしく「片付け」の本なのですが、単なる「片付け」の方法が書かれた本とは一味違います。インターネット上ではブログがツイッターなどを通して、「断捨離」(だんしゃり)を実践し報告するユーザーが増えていますが、他の片付け本とどのような点が違うのでしょうか。さっそく『新・片づけ術「断捨離」』を開いてみました。


◆そもそも「断捨離」とは何か?
 あまり聞き慣れない言葉、「断捨離」。これは、一言で言うと、「モノの片づけを通して自分を知り、心の混沌を整理して人生を快適にする行動技術」(p5より)ということです。
 つまり、断捨離では、「片付け」を単なる部屋を綺麗にするためだけではなく、自分自身の心を浄化し、ありのままの自分でいられるようになるための手段として捉えます。「主役は片づけではなく私」(p25)なのです。

◆モノに対する考え方
 「断捨離」ではモノは使ってこそ価値があると考えます。モノは使わないと意味をなしません。例えば「これはもう少ししたら使う…かも」という風に蓄えておいても、使われないままであれば、宝の持ち腐れですよね。
 モノは場所によって、無用になったり有用になったりするもの。もしかしたら、使わないけど取っておいているモノを必要としている人がいるかも知れません。モノがあるべきところの状態の社会を目指すのが「断捨離」の考え方です。

◆「断捨離」を自然に実践していたモンゴル人
 「断捨離」を実践している人たちとして本書で例に出されているのがモンゴル人たち。
 もともと遊牧民たるモンゴルの人々は、遊牧に出るときに必要なモノしか持ちません。つまり、モノを溜め込むということをあまりしないのです。
 しかし、そんなモンゴルでも定住化が進み、都市では「断捨離」とは程遠い、雑然とした景色が広がるようになりました。モノが豊かになることで、その景色も一変してしまうようです。

 『新・片づけ術「断捨離」』は片付けの方法論には他の本と比較してそこまでページを割いておらず、どうして片づけが必要なのか、その考え方や精神論を説いてきます。いわば、片付けに自己啓発という側面をプラスした本と言えましょう。

 どんな行動も、小手先の技術だけではなく、しっかりとした考えの下を持って起こせば、迷うことなく作業を進めていくことができることは確かです。「片付けがどうしても続かない」という人は、とりあえず本書を実践してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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