言葉好きなヨーロッパ人、カール・ラガーフェルド

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ドイツ生まれのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld, 76)は、母国語だけでなく何ヶ国語も話すことができる。仕事でたくさんの国を飛び回っている彼は、自分を1つの国の出身だとは思っていないという。

「書く時は英語がいいね。軽い話はフランス語がぴったりだ。ドイツ語はちょっと重過ぎるんだ」と、ラガーフェルド。「1つの言葉を選ぶ必要なんかないよ。どうしてそんな必要があるんだい? 幼い頃から英語とドイツ語とフランス語を習ってきたんだ。私はヨーロッパ人だよ。ヨーロッパ人として育てられてきたのさ。フランス人でもなく、イギリス人でもなく、ドイツ人でもない。ただのヨーロッパ人だよ。私はさまざまな言語が好きだ。言葉自体が好きなんだ。ファッション業界にいなかったならば、きっと言語を勉強していただろうね」

また、違う言語に対する素晴らしい「耳」も持ち合わせているラガーフェルド。学生時代にはラテン語を学んでいた。つい最近のことだが、昔習ったラテン語を自分がまだ覚えていることに気づき、そのことにとても驚いているのだという。
「子どもの頃はラテン語が得意だったんだ。ドイツ人にとっては簡単な言語だからね」と、ラガーフェルドは英版Vogue誌の7月号に語っている。「この間、ラテン語の暗号を解読しようとしていた人がいて、私が解いてあげたんだ。自分でも驚いたよ。間違ってもいなかったし、ずいぶん長い間、思い出しもしなかったのに不思議なことだよ」

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