英国メディアが16日、日本のフカヒレ工場について「地獄のようだった」とする記事を掲載、中国新聞社をはじめとする各中国メディアも英国メディアの記事を引用しながら相次いで報じた。

 英国メディアは日本のフカヒレ工場を取材、「工場でサメの死体を数多く発見した。サメはヒレを取られたあとは捨てられる」と報じた。続けて記事は、工場の床はサメの血で染まり、異臭が漂っていたとし、「フカヒレスープを作るためだけにフカヒレを取っている」とした。

 続けて、工場内の写真を掲載しながら、「まるで地獄のようだった。フカヒレスープを作るためだけに、これだけのことが行われているとは想像もできないだろう」と論じた。さらに、一部の人間のフカヒレスープに対するニーズを満たすためだけに「残忍な殺りくが今も続いている」とし、サメの生息数は減少傾向にあると報じた。

 これに対し、中国メディアにはネットユーザーから、残酷だと非難するコメントのほか、人類は残酷すぎる、フカヒレは中国人が大好きな食べ物だなどといった声が寄せられた。(編集担当:畠山栄)



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