(財)日本ファッション協会流行色情報センター(JAFCA)は、このほど、2012年春夏のインターカラー動向を踏まえた、トレンドカラーの傾向を発表した。これまでJAFCAでは、毎年4月と10月の2回、半年先のシーズンに向けたトレンドカラーの解説を発表して来た。だが、実市場におけるカラー動向や最新のトレンドカラー傾向を知りたいというメディアの要望が強いため、今期は発表時期をインターカラー会議後の7月及び1月の発表に変更。直近の市場におけるカラー動向と、インターカラー情報を踏まえた、2年先のカラー予測を発表することになったもの。

発表によると、(1)2010年春夏のアパレル市場では、タンガリー、デニムなど、ネイビーからライトブルーまでのブルー系バリエーション、カラフルな花柄プリント、ベージュ系、白&ホワイッシュカラーなどが注目されている。
(2)またインテリア市場では、木質のブラウン系、淡いグリーンとブルー系バリエーション、光と陰影を表現する白&グレー、漂白されていないグレー、ベージュ、アクセントのマゼンダが注目色となっている。
(3)ブルーが求められる背景には、21世紀最初の10年が終わり、次の10年がはじまる2011年に向けて再スタートする現在の世相を反映して、漠とした未来やあこがれ、不安な状態、空の色をイメージするブルーが求められている。
(4)従って、2011年春夏のインターカラーパレットでは、ブルー、グリーン系が引き続き注目色として継続。全体にカラーを積極的に、楽しく使っていく方向にあり、その一方で、スキンカラー、甘い(シュガリー)トーンの色合いや、晒していない天然繊維の白なども注目されている。
(5)2012年は、カラーを使う傾向は続きながらも、ちょっと抑え目に、大人な感じでるが、手触りなど質感や柄、光の効果、アクセントカラーなどを加味して表現していく方向にあるとのこと。また、クラシックなラインでは、石造りのヨーロッパの古い家にあるインテリアや調度品に、現代のセンスで“魔法をかける”ことが提案されている。さらに、新しいエコロジーカラーとして、イエロー、ゴールド、オレンジ、ブラウンが要注目であるという。