宮崎駿監督のiPad批判、韓国でも「先端文明を批判した」と話題に

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ジブリアニメでお馴染みの宮崎駿監督が、米アップル社のタブレットパソコン「iPad」について批判したと韓国のメディアが伝えている。

これは日本のネット上で話題となっているものだが、韓国メディアも「“ジャパンアニメーションのアイコン”宮崎駿監督が、先端文明であるiPadに嫌悪感を示した」「自慰行為と発言し論争となっている」「iPadを触る手つきはXX行為」と報じるなど、大きな関心を寄せている。

話題となっている発言は、スタジオジブリが発行している小冊子『熱風』7月号に掲載されているもの。同号は「iPad」について特集し、宮崎氏はジャーナリストの佐々木俊尚氏や映画監督の高畑勲氏らとともに、iPadについて独自の見解を述べている。

韓国メディアによると、宮崎氏はiPadを触る妙な手つきは気色悪いだけで何の感動もないとし、「嫌悪感すらある」とiPadを全否定。「電車の中でその妙な手つきで自慰行為のようにさすっている人間が増えるんでしょうね」と述べ、技術の進歩が現代人に虚像だけ与えていると批判した。

さらに宮崎氏は、インタビュアーがiPadは文献を調べることもできると利便性を説明したのに対し、「あなたには調べられません」「iナントカを握りしめ、さすっているだけ」「新製品にとびついて、手に入れると得意になるだだの消費者にすぎない」と主張し、「あなたは消費者になってはいけない。生産する者になりなさい」と語ったという。


この過激な発言について、韓国のネットユーザーたちも様々な反応を示している。

「ケイタイやパソコンのチャットを通して対話をするなど、人と人との直接的なつながりが減っている。最近流行っているiPadにより、人間同士の交流や情が排除されるのではないかという、監督流の警告なのだろう」

「ある動作や形態に対して、正しい正しくないといえるのだろうか?監督は神ではないわけだし、その基準で判断してはいけないと思う。iPadだって使い方は人それぞれだし、あくまで一部分であって全体ではない」

「私も街中でiPhoneを使っている青年を見て、なんだか嫌悪感を抱いたことがある。iPadを操作する手つきが自慰行為だというのは、とても鋭い表現だとおもう」

「自慰行為という表現が適切かどうかは分からないが、監督のようなiPadに対する考え方も大切にするべきだと思う」

「私は美術系の人間だが、監督の発言には同感する」


韓国でもジブリアニの人気は非常に高く、「風の谷のナウシカ」や「となりのトトロ」を見て育ったという韓国人はとても多い。東京を観光する際も、必ず立ち寄るスポットのひとつがジブリ美術館でもある。今回の宮崎氏の発言は、韓国人にとっても考えさせられるものとなったようだ。

参照:「iPadを触る手つきはXX行為」宮崎駿、極端な嫌悪感を表出 - 国民日報
参照:宮崎駿「iPad自慰行為」発言論争 - ソウル新聞

(文:林由美)

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