たくわえあれば憂い無し。

 こんな不況の時代だからこそ、もはや「節約」は一般人にとって当たり前のものになってきました。収入が低くてなかなか貯金ができないという人もいるでしょうが、『節約の作法』の著者・丸山晴美さんのように22歳のときに年収350万円のなかからやりくりして年に200万円をため、26歳でマンションを購入したという節約のプロもいます。本書では丸山さん自身が実践してきた、収入が低くても可能な数々の節約方法が紹介されています。

 しかし、節約する上で丸山さんが強く指摘するのが「決してケチにならないこと」。「節約は無駄を省くこと、ケチはやみくもに出費を惜しむこと。節約とケチはまったく異なるものです」と丸山氏は語っています。「我こそは節約上手」だと思っている人も、実は単なるケチな人......なんてことも。丸山氏は以下の項目に当てはまる言動が多い人は節約上手ではなく、ケチの可能性が高いと述べています。

●「いいなぁ〜余裕があって、私なんて......」
 同情を誘うような言葉で、相手を立てるようなそぶりをしますが、その言葉の裏に「お金があるんだからおごって当然」「多く払って当然」「旅行のおみやげをもらって当然」という下心をかもしだす人。

●「ちょっとちょうだい、味見させて」
 食事のおかずやお菓子、ジュースなどを人からひと口もらおうとする人。たまにはいいけど、それが毎回だと相手は嫌な気持ちになります。

●「ちょっと貸して」
ゲーム、CD、本、家電製品など、貸したはいいけど返さない人。

●「ついでにこれもお願い」
 デジカメのプリントアウトやPCのメンテナンスなど、なんでも「人に頼めばやってもらえる」と勘違いしている人。断ると「友達でしょ?」とゴリ押ししてきます。

●「困ったときはお互いさま」
 お金を借りておいて、相手が返してもらおうとすると途端に連絡が取れなくなる人。

●「バレなきゃいいでしょ」
 喫茶店の砂糖やミルク、ティーパックなどをごっそり持ち帰ってしまう人。

 そのほかにも、「〜してもらって当たり前」、「〜をもらって当たり前」、「人のものをほしがる(いいなぁ〜いいなぁ〜)」、「あっ、財布ワスレタ......」と確信犯的につぶやく人などが挙げられています。

 身に覚えがある人は、この機会にぜひ「ケチ」から「節約上手」になって、人に後ろ指を指されないようにしたいものです。でなければ気がついたら周囲の信用を失って「金はあるけど友はなし」なんて状態になっているかもしれません。



『節約の作法』
 著者:丸山 晴美
 出版社:ソフトバンククリエイティブ
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