低所得時代こそ結婚した方が良い理由

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 この10年間で男性の所得は大きく下がり、現在30代前半の男性の所得で最も多いのは、額面で年収300万円台なのだそうだ。10年前が500〜600万円台だったことを考えると、これは由々しき事態である。

 年収が200万円も違えば、当然生活も違ってくる。年収500〜600万円あればもう一人くらい養っていくこともできるが、300万円台ではそうもいかず、自然と意識が結婚から遠のくのもうなずける。
 
 が、しかし、そんな状況だからこそ結婚をした方が良いといえる。

 『夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者である花輪陽子さんは、2008年に勤め先の投資銀行にリストラされ、それとほぼ同時に夫の会社も倒産、夫婦で失職してしまったそうだ。
 幸い夫はすぐに再就職できたため大事には至らなかったが、この一件が夫婦の人生の有り方やお金について考えるきっかけになり、きちんとお金を貯める仕組みを作り、人生のどんな困難も安心して迎えられる体制を整えるにいたったという。

 “きちんとお金を貯める仕組みを作り、人生のどんな困難も安心して迎えられる体制を整える”とは、言い換えると“お金から自由になる”ことに他ならないが、これを単身者が行うのは難しい。前述したように所得が下がる傾向にあることに加えて、一人で行う節約には限りがあるからだ。しかし、二人なら話は別。

 家賃一つとっても二人で部屋を借りる方が割安だし、火災保険も一つに、光熱費も一人暮らしよりも二人の方が減らしやすい。『夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術』には、低所得時代を夫婦で生き抜くための知恵やノウハウが数多く取り上げられている。夫婦で働き、合計年収が600万円ほどあれば、子供を育てることもできるし、不測の事態に備えて貯金をすることもできるのである。

 「一人で300万円」から「二人で600万円」へ。
 夫婦は精神的にも経済的にも助け合わなければならない時代なのである。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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