大型水槽の清掃は重労働だ

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1978年の開業以来、32年の時を経た「サンシャイン国際水族館」(東京・豊島区)が、今年の夏休み終了後(8月31日)をもって全館リニューアルのため、約1年間休館する。そんな同館が、普段一般来館者が見ることができない裏側、大型水槽の水を抜く“落水”全面清掃を一般公開するというので、さっそく記者は潜入!

【写真】空っぽになった水槽を清掃するレアな場面!

7月7日に「サンシャイン国際水族館」にて行われた水槽清掃イベント「夏休み前の重労働 大型水槽を大掃除!」は、2〜3か月に1度、閉館後に実施されていた“水族館の裏側の仕事”が見られるレアな機会。今回初めての公開となるが、リニューアル前ということで、この“落水清掃”が見られるのは、実質最初で最後の機会だ。

カラフルな魚やエイ、小型のサメなど、亜熱帯に生息する魚たち約30種・1000点が暮らす「回遊水槽」の水を落とし(抜き)、最終的には全面をキレイにする大掛かりな清掃作業になるのだが、面白いのはまずこのドーナツ型の「回遊水槽」。実は掃除のしやすさも考えて作られたそうで、同水槽の真ん中で間仕切りをし、片側は落水、片側には全生物を追い込んで、半分ずつ清掃を行っていく形式を採っているというのだ。実際記者は、1時間掛けてゆっくりと落水していく場面を見学。落水後には、同じ水槽の半分だけ水がないという、ありえない光景を見て驚いた。

この間仕切りのシャッターを閉める直前、水中作業員は4人がかりで生物の追い込み&捕獲作業を実施。ウェットスーツの作業員たちが、全員で1枚の大きな網の四隅を持ち、水中でジワジワ生物たちを追い詰めていくのだが、これはなかなか緊張感のある時間だった。網の隙間から抜け出てしまう魚もいるなど、結構大変な作業で、実際、取材中にもすばしっこいイヌザメが落水エリアに脱走するハプニングが。完全にシャッターが下り、見る見る水がなくなっていく落水エリアで、袋を持った作業員が暴れるイヌザメと格闘するなど、手に汗握る光景も繰り広げられた。

開始から30分。空になったそのエリアでは、作業員たちが、水底の擬岩を持ち上げて移動したり、高いところに手を伸ばしてゴシゴシと汚れを洗い流したり…。作業員たちの重労働ぶりがうかがえる風景がアクリルの向こうに広がっていた。そして、キレイになったエリアに注水を開始し、生物を移動。反対側でも同じ行程を行い、ついに大掃除は完了。全面清掃と注水が終了したのは予定の21:00で、作業にはおよそ7時間を要したが、事前募集で集まった一般参加者も清掃を手伝うなど、ワイワイと楽しめるイベントとなっていた。

2011年の夏にリニューアルオープンが予定されている「サンシャイン国際水族館」。同館広報担当者は、「最初で最後の“落水清掃”の一般公開でしたが、水族館の裏の仕事を知ってもらおうと思い企画しました」とにっこり。今回清掃したこのキレイな水槽を見られるのは8月31日(火)までのチャンスとなっているので、家族や友達と出掛けてみてはいかが? 【東京ウォーカー】

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