アルゼンチン代表のリオネル・メッシは、セオ・ウォルコットがW杯のイングランド代表メンバーに入れなかったのに大変驚いたという。

ウォルコットは南アフリカ行きのメンバーに招集されるものと思われていたが、ファビオ・カペッロ監督は21歳の俊足FWを土壇場ではずした。

バルセロナ所属のメッシは、昨季のチャンピオンズリーグでアーセナルと対戦した経験から、ウォルコットはイングランドに大きなインパクトを与えただろうと、英デイリー・スター紙に話した。

「セオ・ウォルコットが外れたと聞いたときは大きな間違いだと思ったよ。その通りになったね。自分の経験からしか話せないけれど、彼は僕が対戦した中でも最も危険な選手の一人だったからね」
「バルセロナの選手たちは滅多にビビらないけれど、昨シーズン、アーセナルと対戦したときは彼に手こずらされた。エミレーツの試合では、僕らが2−0と主導権を握っていた。ところがセオが途中出場して流れが変わったんだ。彼はたった一人で引き分けに持ちこんだんだよ」
「セカンドレグのときも、ペップ・グアルディオラ監督からは彼には気をつけろと言われた。チャビやジェラール・ピケのような世界最高の選手たちも、彼には注意しろって言っていた。それぐらい手を焼いたんだ」
「彼がバルセロナ戦でそういうことができるのなら、ドイツ戦やアルジェリア戦でだってできたはずだ。先発じゃなくたって、彼はイングランドには重要な選手だったはずだよ」
「トップレベルにおいても、足の速い選手は世界最高のディフェンダーたちを怖れさせる。今回選ばれたイングランドの選手たちはインパクトを残せるようなレベルになかった。だけど、ウォルコットならできたはずだ。今でも彼がはずれた理由がわからないよ」

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