■第11試合 UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R
[王者]ブロック・レスナー(米国)
Def.2R2分19秒/肩固め
[暫定王者]シェーン・カーウィン(米国)

両者、腰を落として低い姿勢で構える。左手をやや前方に置き、前に出ようとしたレスナーにカーウィンの右がヒット。一瞬、動きが途切れそうになりながら、そのままテイクダウンを狙ったレスナーだが、カーウィンは立ち上がり、スタンドへ戻ると左アッパーを連打する。

頭を下げ、打撃戦を嫌がるレスナーに対し、カーウィンはパンチ、テイクダウン狙い切ってヒザからダーティボクシングでダウンを奪う。パウンドを連打し、頭を抑えて攻撃の手を緩めないカーウィン。ハーフから潜りガードと、かつて見せたことのないレスナーの姿だ。

立ち上がり、左右のエルボーを顔面に見舞ったカーウィン。両手で頭を抱え、パンチを受けるレスナーは左目尻をカットし流血に見舞われながらも、必死で足を効かせる。万事休すと思われたレスナーだが、右へ左へと体を振り、向き合いながら立ち上がることに成功した。

カーウィンをケージに押し込み、ヒザを繰り出すレスナー。そのままテイクダウンを狙ったところで、初回が終了した。

カーウィンにとって、未知の世界2Rが始まった。両者、リカバリーを念頭に置き、タイミングを計るように慎重な立ち上がりに。初めに動いたのは、カーウィンだ。まずはパンチをヒットさせるが、レスナーはダブルレッグでテイクダウンを仕掛ける。カーウィンはほとんど抵抗することなくマットに背中をつける。

ハーフからボディにパンチを落とすレスナー。動きの止まったカーウィンからパウンドを奪取し、肩固めへ。最初は隙間があるように見えたが、レスナーが体をカーウィンと並行にして絞め続けると、カーウィンがタップアウト。ブロック・レスナーが暫定王者カーウィンを破り、UFC世界ヘビー級王座を統一した。

「この勝利は僕のものじゃない。家族、ドクター、トレーニングパートナーたちのものだ。カーウィンのパンチは重かったけど、疲れていくのが分かった」とごくごく素直に勝者の心境を語ったチャンピオン。一方、史上最大の世界ヘビー級戦で敗れたカーウィンは「レスナーに初めてパウンドを落とせたけど、もの凄く疲れてしまった。肩固めはタイトになってきて、スペースがなくなった。また戻ってくる」という言葉を残して、オクタゴンを下りた。