2日に行われた準々決勝の第2戦は南米のウルグアイとアフリカ勢で唯一決勝トーナメントに残ったガーナが対戦し、延長戦を終えても1−1。PK戦をウルグアイが4−2で制して、40年ぶりのベスト4に名乗りを上げた。アフリカ勢初のベスト4を目指したガーナだが今一歩届かなかった。

試合は、大歓声に押されたガーナが前半終了間際に今大会初先発のムンタリが左足で35メートルのロングシュートを決めて先制。後半もその勢いを持続したいところだったが、55分にウルグアイはフォルランの20メートルのFKがネットを揺らして追いつく。

しかし、90分を終えても1−1のまま決着がつかず、今大会三度目の延長戦に突入。ガーナが押し気味で進めるもゴールが生まれないまま、延長後半ロスタイムに入り、ここでガーナの猛攻をウルグアイのFWスアレスがゴールライン上で手で防いで一発退場。ガーナにPKが与えられるが、ギャンが蹴ったボールはバーを叩き、直後にタイムアップの笛が鳴った。

そして、日本対ウルグアイ戦に続く今大会2試合目のPK戦に突入。先攻のウルグアイはフォルランが決めると、ガーナもギャンが再び挑戦して今度は成功。しかし、ガーナの3人目となった主将メンサーのシュートは防がれる。ウルグアイも4人目のM・ペレイラが失敗して、ガーナに再び希望が生まれるが、ガーナの4人目アディアーが止められると、ウルグアイは5人目のアブレウが落ちついて決めた。


◇ウルグアイ 1−1(延長終了後) ガーナ
             PK戦4−2
[得点] 45+2分:ムンタリ(ガ)、55分:フォルラン

ウルグアイ:ムスレラ、M・ペレイラ、ルガノ(38分:スコッティ)、ビクトリーノ、フシレ、A・フェルナンデス(46分:ロデイロ)、ペレス、アレバロ・リオス、カバーニ(76分:アブレウ)、スアレス、フォルラン

ガーナ:キングソン、パントシル、ヴォーサー、メンサー、サルペイ、K・アサモア、アナン、プリンス、インコーム(74分:アッピア)、ギャン、ムンタリ(88分:アディアー)

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