いつも一生懸命なのに“残念な人”になってしまう理由

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 “残念な人”、たまにいますよね、

 一生懸命頑張っているけれど、なかなか結果が出ない。
 学歴・経歴は申し分ないけど、ついうっかりのミスが多い。

 どうしてそんな“残念”なことになるのでしょうか。
 今、話題の『残念な人の思考法』(山崎将志/著。日本経済新聞出版社/刊)では“残念な人”が作られるカラクリから懇切丁寧に説明してくれます。

 現代はまさに情報技術の時代。どんどん便利なツールが生まれ、それがシステム化され、作業が効率化していきます。もちろんこれは素晴らしいことですが、その裏で“残念な人”が増えているというのです。

 かつて業務のほとんどは人の手をかけて行っていました。しかしシステム化が進んだいま、データ入力などの単純作業は「あまり考えなくてもできる仕事」となり、アルバイトや非正規雇用者が行うようになりました。

 しかし、そうなると思いもよらぬ弊害が起きはじめます。
 例えば顧客情報の担当者欄に「田中様」と登録してしまい、いざ、その情報を使って郵送物を発送しようとすると「田中様 様」となっていたり…、kg(キログラム)とg(グラム)の単位を間違えて入力されていたり…。

 非正規雇用だからこういったミスが起こるということではありません。このようなケースは入力担当者のレベルの低さ、トレーニング不足だけでは片付けられない問題であると山崎氏は述べます。

 一生懸命頑張ってデータを入力していたのは事実。しかし、そのシステムがどのようなものかを十分に理解せずに使っていると、こうした凡ミスを頻発してしまいがちです。また、システム化することで元来優秀であるはずの人間が、自分の手に届く範囲で工夫して改善できる範囲がなくなってしまうという側面もあります。

 本書『残念な人の思考法』には自分が、そして組織が、“残念”なことにならないよう、いくつかの残念な事例とともに、その残念なサイクルから抜け出すための思考法が紹介されています。

 ちなみに本書、書店などでも平積みされているのをよく見かけますし、とにかくよく売れています。それだけ“残念な人”が多い…ということなのでしょうか。「自分って“残念”な人かも…」と思っている方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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