リヴァプールが1日、ロイ・ホジソン監督と3年間の契約を結んだことを発表した。FA(イングランドサッカー協会)はファビオ・カペッロ監督の去就を決めるのに2週間をかけるとしているが、カペッロ監督が解任されることになっても、ホジソン監督は後戻りできないこととなった。先日から、カペッロ監督の後任としてホジソン監督の名前が騒がれていたことにうんざりしていたリヴァプール側が動いた形だ。ホジソン監督が率いていたフラムには、200万ポンド(約2億7000万円)の違約金が支払われる。

ホジソン監督はリヴァプールの指揮官として、「イングランドで最も重要なクラブを率いることを誇りに思っている」とコメント。ようやく新指揮官が就任したことで、リヴァプールはこれからマーケットについて考えることとなる。

英紙『デイリー・メール』によると、ホジソン監督に用意された補強指揮官は1500万ポンド(約20億円)のようだ(もちろん、選手を売却した場合は増えることとなる)。そして、獲得候補リストに載っている選手は、ジウベルト・シウバ(パナシナイコス)、ブレデ・ハンゲランド(フラム)、ジェレミー・トゥララン(リヨン)、ラファエル・ファン・デル・ファールト、ラッサナ・ディアラ、マアマドゥ・ディアラ、カリム・ベンゼマ(以上レアル・マドリー)、ジョー・コール(フリー)という。

一方で、セルビア代表MFミラン・ヨバノビッチは、ラファエル・ベニテス監督がインテルへ去ったものの、リヴァプールのユニフォームを着ることを望み、3年契約にサインした。