社会に出たら、やっぱり一度は社長というものに憧れる人も多いはず。社長でなくても、そのチームやプロジェクトのトップに立って皆を引っ張っていく仕事をしていくことを目標とする人も多いことでしょう。しかし、トップではなく「あえてのナンバー2」という生き方を考えたことはありますか?

 「傍目には一番カッコイイのはヒーローだけど、実際は担ぎ手のトップにすべての権限を握られている」と話すのはプロレスラーの蝶野正洋さん。蝶野さんは30代で「あえて絶対的なナンバー2」という道を選択したそう。その「あえてのナンバー2」の魅力を"担ぎ手"と表現しながら蝶野さんは著書『会社に負けない喧嘩の仕方』でこう話します。

 「たしかに誰だって神輿の上で輝くヒーローになりたい。そっちの方が上司からの評価だって高くなる。でも、実際は担ぎ手がいないことにはヒーローは輝けないんだ。重要なのは担ぎ手のトップに立つこと。その人間こそが、神輿がどっちの道へ進んでいくかをコントロールできる権限を持っているからだよ」

 つまりナンバー2は、チームの舵を取ることができるのです。しかも舵とりには幅広い役割があり、そのポジションにいれば、マルチに仕事ができ、柔軟に動く姿を見せることができます。一方でヒーローは絶対的。常にヒーローでいることが求められ、「仕事の質は変わっていなくても、ベルトの防衛に失敗したら、見る側からすれば評価は落ちる」と蝶野さん。自身はナンバー2に徹することで「一発屋から脱却できた」のだそう。

 ドラマでも主役は飽きられてしまいますが、脇役と呼ばれる人たちは連続してドラマ等に出演するなど、息が長い人が多いです。一発に人生を賭けるのもカッコイイですが、このご時世ではリスクは禁物。「あえてのナンバー2」の方が賢明な生き方なのかも知れません。



『会社に負けない喧嘩の仕方』
 著者:蝶野 正洋
 出版社:ワニブックス
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