◆この物語の楽しみ方
 この物語は新刊JPニュースにて不定期に掲載するビジネスRPG小説シリーズの第3弾となります。今回は明日香出版社から出版されている『小さな会社こそが勝ち続ける 孫子の兵法 経営戦略』(長尾一洋/著)を元にしたビジネスRPG小説です。
 次々と出現するクイズに答えない限り読み進めることはできません。また、『33歳からの仕事のルール』(小倉広/著)を元にした物語の続編となるため、両方読めばより深く、登場人物の考えを理解できます。


*書籍及びその出版元を除く人物・団体・物語は全て架空のものであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません

1.

 よう、おひさしぶり。松井秀雄だ…って覚えていないか。まあ、結構前の話だもんな。
 前に俺がこの新刊JPニュースに出てきたのは『33歳からの仕事のルール』(明日香出版社/刊)のときのこと。

 当時、俺はまだ33歳で、自分の人生をどうしようか悩んでいた。33歳っていうのは、就職してちょうど10年。人生をどうしようか考えられる最後の年代だと思うんだ。
 そこで俺は『33歳からの仕事のルール』という本を手に取って、仕事に対する姿勢を直した。そして、ずっとお世話になっていた取引先からの大型案件の受注、部下の成長…あ、そうだ、部下の妊娠なんていうのもあったな。まあいろいろあったが、仕事自体はすごく上向いていった。

 それから2年後。

 俺はもう前に勤めていた会社にはいない。
 実は半年前に転職をした。俺の営業成績は社内トップになり、達成感に満ち溢れた反面、何か寂しさも感じていた。俺はこの会社でどうしたいんだろう。そんなとき、知り合いを介して出会った小さな企業から「君の営業力でうちを蘇らせて欲しい」と声がかかった。

 俺は三日三晩悩んだ挙句、挑戦をしてみることにした。幸いまだ独身だし、冒険できるのは今のうち。自分の力を試したくなったんだ。転職先は株式会社コーシ。コーシは全く有名ではないが、業務用文具メーカーとして様々なアイデア商品を展開していて、ある一部道ではファンもいたりする。

 ところがこの不況だろ。コスト削減で備品の無駄遣いをしなくなっちまったもんだから、その煽りを食らったんだ。で、「これから大きくなる!」というところでその殻を脱皮できないまま今に至っている。そこに俺が呼ばれたというわけ。

 でもなかなか上手くはいかない。頑張ってもなかなか売れない。名前を出してもそれだけで「ウチはいいよ」と言われる。
 俺はなんとか現状を打破しようと、以前の取引先でお世話になっていた河口商事の応澤常務を訪ねた。優しくて信頼できるビジネスマン。俺が転職するときもアドバイスをもらった。

 現状を応澤常務に話すと、1冊の本を差し出した。タイトルは『小さな会社こそが勝ち続ける 孫子の兵法 経営戦略』。応澤常務はその本を眺めながらこう問いかけた。
 「商品を売り込むときに、君が今、一番重要にしていることはなんだい?」


さあ、松井はどう答えるべきか?
1.「とにかく今は売ることが重要。だから、騙してもいいから買ってもらうことです」
2.「自分の会社の製品をしっかりと知ってもらい、本当に相手の会社のニーズに合った商品を提供することです」



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