“はとバス”を再建したリーダーが語る8つの習慣

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 レモンイエローの車体に、目立つ赤色で書かれたロゴ。
 東京の観光地などでやたらと見かけるその車は、「はとバス」だ。

 「はとバス」は2008年に60周年を迎えた東京観光の老舗会社。浅草や東京タワーなどといった有名な観光スポットを巡るコースや、近県の名所や温泉などを巡るコースなどを含めて年間約300コースを提供している。

 そんな「はとバス」も実は十数年前に倒産の危機に陥ったことがあったという。

 時は90年代前半。
 バブル崩壊とともに急激に日本経済は悪化。こういうとき最初に人々の生活から削られるのが娯楽費であり、レジャー産業を営む「はとバス」も御多分に洩れず業績が悪化した。さらに1995年1月に阪神淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件と大都市を襲う震災・事件が相次いでおこり、人々の間に大都市観光に対する恐怖感が生じてしまう。

 そんな最中に1人の男が「はとバス」再建のために社長に就任する。

 『はとバスをV字回復させた社長の習慣』(祥伝社/刊)は、業績が低迷し続ける1998年10月から4年間、社長の座について経営を建て直した宮端清次氏による、経営ノウハウが詰まった一冊だ。

 本書では宮端氏が社長時代に心掛けていた8つの習慣が紹介されているが、その1つ1つは実にシンプルである。「最初に宣言する」「目標はシンプルにする」「朝一番で現場に行く」・・・。
 しかし、そのシンプルな習慣の1つ1つに、様々なドラマが隠されている。だからこそ、言葉の重みをズッシリと感じることができる。

 「はとバス」再建への道のりは並大抵のものではなかったはずだ。
 リーダーがリーダーとして正しく振舞うことで、組織は変わる。リーダーとしての自分が不安で仕方がない方は本書を読んでみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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