クラブ経営に関する今後が不透明な中、資金がないローマにとっては、一つの希望となるかもしれない。ギリシャのオリンピアコスがMFジュリオ・バチスタに関心を示しているというのだ。

エバンゲロス・マリナキス氏が新たに筆頭株主となったオリンピアコスは、すでにローマのジャン・パオロ・モンターリ氏にコンタクトを取ったと見られている(2人はお互いのことをよく知っている関係だ)。そして、ローマとのビジネスをしたい旨を伝えたのではないかと言われている。その最初のビジネスが、J・バチスタの移籍である。

ローマとしては、喜んでJ・バチスタをアテネへと送るだろう。同選手を売却することによって得られる資金は、インテルからレンタル移籍中のDFニコラス・ブルディッソを買い取るのに役立つはずだからだ。

だが、J・バチスタ本人はどう考えているのだろうか? 彼はすでにガラタサライ、フェネルバフチェへの移籍を拒否している。選手を納得させるためには、オリンピコアスはかなりの金額を提示しなければならないだろう。

J・バチスタの代理人であるフアン・フィンゲル氏は、「ジュリオはもっと試合に出られるチームを望んでいる。だが、どんな決断をするにしても、それはワールドカップが終わってからになるよ」と話すにとどまった。

なお、オリンピアコスとローマはGKドニ、DFシシーニョの移籍についても話し合っている。