誰もが認める美人に「ハンサムな男とマメで面白い男、どっちをとるか」と尋ねたら、90%以上の美女は「マメで面白い男」と答えるだろうと、出版プロデューサーの川北義則氏は指摘します。

 「いわゆるいい男は、一緒にいると疲れるんです。男の美しさに合わせて身のこなしや言葉遣いに気を使うのは面倒くさい」

 川北氏が生涯で出会ったなかで、間違いなくベストスリーに入る美女がそんなことをいっていたそうです。彼女はただ美人であるだけではなく、アメリカでMBAを取得し、コンサルティング会社に勤めたあと、自ら会社を立ち上げたほどの知性派。そんな彼女が、こうも断言したといいます。

 「それに、いい男はすぐに飽きる。努力もせずに何となく女性とうまくやって生きてきたから、サービス精神に欠けるし、会話にも面白みがない。多少、ブサイクでも知的でジョークのセンスが上質で、ウィットに富んだ会話のできる男のほうがいい。そういう男は飽きない」

 美女は生まれながらにして美女。もの心ついたときから何万回、何十万回となく鏡をのぞき、自分の整った美しい顔を見つめてきました。人もうらやむほどの美しさも、彼女にとっては「日常」にすぎないのです。

 こと恋愛に関するかぎり、男女を問わず人は「日常」に恋焦がれることはありません。自分にないもの、自分とは無縁なもの、つまりは「非日常」に対して恋心を抱くのです。

 ただし、間違ってはいけないことがあります。美しくない人間のすべてが、美しい異性の心をとらえるわけではありません。美しさに代わる、ほかのどんな魅力を備えているかが問題なのです。

 もし、あなたが異性に心を動かされていて、その相手が高嶺の花というほどの美貌の持ち主だったとしても、怯む必要などどこにもありません。むしろ自分は、相手にないものを持っていると自負をもってアタックしてみるといいと川北氏は言います。恋愛においては、自分のルックスのレベルを考えて相手を選ぶ必要はない、ということのようです。

 現に、いまでも女性タレントとお笑い芸人のカップルは増えています。男は自分の見た目など気にせずに、同じ口説くなら、とびっきり美人を狙ってみるといいのかもしれません。誰もが認める美人は、「彼氏がいるに違いない」と、ほとんどの男が思いこんでいるものです。誰もがそう思っているからこそ、誰も口説かないということも。

 親から受け継いだ顔かたちの不出来は、恋愛の不首尾の理由にはなりません。十人並み、あるいはそれ以下でも「美人の恋人を持てる可能性は高い」と思っているぐらいが丁度いいのかも。高嶺の花と思ってあきらめるより、思い切って手をあげてみると、考えていたよりも案外低いところに、花が咲いているかもしれないのですから。



『大人の「男と女」のつきあい方』
 著者:川北 義則
 出版社:中経出版
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