こんにちは、ロクナナワークショップの佐々木です。
みなさんは「Swype」というものをご存知でしょうか。今回はソフトウェアキーボードの新しい姿をご紹介します。

■iPhoneではフリック入力
現在のタッチパネル端末で主に採用されている日本語入力方式で、「フリック入力」というものがあるのは、みなさんご存知だと思います。携帯電話からiPhoneに機種変更をした方々は、その入力速度にヤミツキになっている人も少なくないことでしょう。

iPhoneで一躍有名になったフリック入力は、AndroidやWindows Mobileユーザーの方にも普段から利用されていることと思います。

「今や時代はフリック入力!」と思っていたのですが、どうやら「Swype」というものが英語圏で非常に注目されており、今後日本語版もリリース予定であるとのこと。一体どのようなものなのでしょう。

■「Swype」とは一体!?
これは端末に文字を入力するためのアプリで、現在Windows Mobile向けに一般公開されており、Android版もつい先日からベータ版が公開されました。Swypeの公式サイトからダウンロードすることができます。

見た目は普通のQWERTYキーボードですが、Swypeは目的のキーに向かって指を滑らせると入力ができるので、少しキーからずれてタッチしても予測変換が補ってくれるのです。

この予測変換がかなりのスグレモノで、大まかな方向と位置が合っていれば正確にタッチしたキーを読み取ってくれるうえ、認識動作スピードもかなり早く、軽快です。

実際に使ってみると、キーボードの上で指をグルグルと回しているだけで思い通りの文章が出来上がっていくことにビックリしました。

タッチパネルから指を離さないという発想も斬新ですが、タッチラインから単語を予測する技術も凄いですね。このSwypeの入力速度はギネスブックにも載っているらしく、折り紙付きのようです!

■日本でもSwypeが大流行する!?
このように素晴らしい技術のSwypeですが、現時点では残念ながら日本語には対応しておらず、英語とほかの2ヶ国語入力しかできません。

しかし心配は無用、docomoの法人団体「DoCoMo Capital」が早々とSwypeに100万ドルを投資して日本語版の開発を進めているとのことで、なんと今年度中にリリースするようです!

docomoといえば秋には、Android搭載スマートフォン「Galaxy S」の発売も予定しています。
本家韓国の公式サイトによるとSwype標準搭載と書いてあるので、もしかしたらdocomoはGalaxy Sの発売に日本語版の開発を間に合わせて、プリインストールしてくるかもしれませんね。

ソフトバンクのiPhone 4に対抗する強力なキラーツールになるかもしれませんね。

ロクナナワークショップ
Swype

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