世の中には、ここぞというときに自分がもつ力を最大限に発揮して、大きな仕事を成し遂げる人がいます。一方で、大事なときにかぎって、十分に力を発揮できない人も存在します。この両者の違いを分けているものは、いったい何だと思いますか?

 それは「正しい姿勢」です。医師免許をもちプロアスリートとしても活躍する湯木優氏は、これまでスポーツ選手や経営者、女優やモデルといった各界のトップクラスと仕事をしてきました。湯木氏は、社会的に活躍している彼らを観察したときに、みな一様にして姿勢が良かったと話します。

 「姿勢の良さ」は、人生を生きていくうえでとても大切な根源的な力「インナーパワー」を生むことができます。「インナーパワー」とは、みなぎる自信、ここぞというときの集中力、何事も素早く決断していく力といった、人間が潜在的にもつ、肉体的および精神的な力の総称です。この人間に与えられた根源的な力ともいえる「インナーパワー」をどこまで高められるかが、幸せな人生を送るためのカギになるのです。

 それでは「正しい姿勢」をとるためには何が必要なのでしょう。湯木氏は体の深い部分に位置する筋肉「インナーマッスル」が鍛えることだと話します。「インナーマッスル」は俗称で、内臓の動きを助けたり、骨盤を正しい位置にキープしたりといった、人間が生きていくうえで根本的に必要な機能をサポートしている筋肉のこと。いわゆる筋トレで鍛えられるような筋肉ではなく、体の奥にある筋肉だといえます。

 それでは、あなたのインナーマッスルをチェックしてみましょう。
まず、仰向けに寝て、手をおなかに当て、おなかを膨らますように深呼吸をしてください。呼吸に合わせて腹部が上下するのがわかるはずです。息を吐くときにおなかがへこむのがわかったら、吐きながら腰の浮いている部分を床に押し付けるような気持ちで、意識的におなかをへこませてください。何度か繰り返すと、おなかの深い部分の筋肉を使っているのがわかるはずです。この筋肉が腹部のインナーマッスルの一つです。

 仰向けに寝た状態のまま、膝を90度曲げます。両膝のあいだに直径20センチほどのボールまたは丸めたタオルを挟み、両手はももの付け根あたりに置きます。次に、息をはきながら、その手を膝頭に向けてゆっくりと滑らすように上体を起こしていってください。このとき、一般的な腹筋運動のように反動をつけてはいけません。息を吐きながら、5秒かけておなかのインナーマッスルを意識したままゆっくりと上体を起こします。力を入れるのは、先ほど意識した下腹部のインナーマッスルだけです。

 いかがでしたか? 起き上がれずにビックリした方も多いのではないでしょうか。
この方法だとアウターマッスルが鍛えられていても、インナーマッスルが弱っていると起き上がることができません。

 おそらく、約7割の人がももの上を滑らせた手が膝の頭を越えることはできなかったと思います。もし1回でも起き上がることができれば、かなりインナーマッスルが鍛えられていると思っていいでしょう。

 このスロー腹筋で、一人でも簡単にインナーマッスルの有無を調べることができます。あなたもインナーマッスルを鍛え、正しい姿勢を保つことで、人生をより豊かなものにしてください。



『インナーパワー 』
 著者:湯本 優
 出版社:サンマーク出版
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