「我々は自分たちに対しても、君たち全員が間違っていたと示している。君らはこの選手たちに対する敬意を欠いたんだ。彼らのことを悪く言ったメディアは、許しを請うべきだと思う」

22日の南アフリカ・ワールドカップ、グループリーグ最終節でギリシャを下し、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めたアルゼンチン。3連勝を飾ったディエゴ・マラドーナ監督は、試合後の会見でこう切り出した。

「ウチの選手たちは偉大なプロだ。彼らはアルゼンチン国民を幸せにしている。我々は我々の義務を果たしており、アルゼンチンのユニフォームを守っているんだ。予選のときと同じ選手たちがね。もちろん、ミスをすることはある。だが私は、メディアに謝罪を求めたい」

「(2点目を挙げたFWマルティン・)パレルモ? 私が彼の投入を決め、我々は勝った。良いことだね。全員が素晴らしい試合をしたし、私は驚いたりしないよ。(リオネル・)メッシにゴールがない? 我々が必要としているのは、かの有名なフェアプレーだ。だが、それが存在しない。メッシはボールを持つたびに倒されているんだ…」

一方、パレルモは「このゴールは特別だよ。お金に替えられないものだ。すごくうれしいし、信頼してくれたディエゴに感謝している。アルゼンチンは成長しているよ。全員が同じ目標のために戦っているんだ」と喜びをあらわにしている。