担当M(以下M):う〜ん惜しかった、と言っておきましょう!!

ラモス(以下R):ささ、次ですよ、次。デンマーク戦に引き分け以上の結果を出すために考えなければいけないことってたくさんありますよ。

M:デンマーク戦のキーポイントは何ですか?

R:岡田監督。今こそ監督の実力を見せてほしいと思います。選手はみんな忠実にやっていますよ。だからあとは監督の力量次第。

M:オランダ戦はメンバー変更せずに挑みましたね。

R:岡田監督の性格からすれば、きっとそうだろうとは思っていましたけどね。でも今回は本当に柔軟性を見せてほしい。

M:選手起用ではどこがポイントですか。

R:本田ですね。岡田監督はずっと使い続けたけど、僕は今効果的なプレーをしていないと思います。彼自身のいいところをもっと出させてあげてほしい。それに、これまで控えだった選手はこの一戦に向けてすごくワクワクしていると思いますから、そういう選手を起用してもいいと思います。森本をどうして使わないのかな。それにこの前みたいにボールが動かなくなったときには中村憲剛を入れていいと思いますよ。

M:2トップの形もずっと推してますよね。

R:今回こそ相手を驚かせるために2トップ、中盤をダイヤモンドで攻撃的にしかけていいんじゃないかと思いますね。デンマークはワールドカップ予選の時のようには強くないですよ。だから日本も堂々とプレーできるだろうし、そのためにも、ボランチに阿部、右に長谷部、左に遠藤、トップ下に松井、2トップは森本と大久保というのがいいんじゃないでしょうかね。それから相手の左サイドは狙い目だと思いますね。マークがすごく緩い。だから内田を起用してそこから攻めるというのがいいと思います。ただし、逆に右サイド、つまり日本の左サイドは強いから、そこは十分に注意しないとね。

M:守備についての大きな修正点はないですか?

R:それについて一言。オランダ戦の失点は川島のせいじゃないよ。あれはスローで見るとキーパーの手前でものすごく変化しているんですよ。あのボールはそういう独特の変化をするから、たとえば闘莉王がクリアしようと思って蹴ったら変な方向に飛んだということもあるくらいでしたからね。だからあの失点で川島を責めちゃだめだと思いますね。それはぜひみんなにわかってほしい。