FWニコラ・アネルカがレイモン・ドメネク監督を侮辱し、同選手が代表から追放されるなど、混乱状態にあるフランス代表。元同代表の背番号10、ジネディーヌ・ジダン氏は、「ローラン・ブランがすでに代表指揮官だったら、こういう混乱はなかっただろう。ドレッシングルームでもめることはなかったはずだ」と話している。

また、ジダン氏はドメネク監督と自身の関係について、『スカイ』が報じた記者会見の中で、次のように話している。

「彼とは問題なかったが、素晴らしい関係だったわけでもないことは、認めなければならない。私はキャプテンで、彼は指揮官だった。アネルカを擁護することはできないが、こういうことはドレッシングルームの中にとどまるべきもので、こんな簡単に外部に漏れてはいけない」

一方で、自身がメキシコ戦の前に電話で選手たちに連絡し、影響を与えたのではないかという噂に対し、ジダン氏は次のように反論している。

「私は常に監督の言葉を尊重してきた。チームから外れた今もそうだし、キャプテンだったときもそうしていた。誰がプレーすべきか、あるいはすべきじゃないかなんて、自分の意見を言ったことはない。今も同じように振る舞っているし、どうしたらそんなことを考えられるのか分からないね」

なお、アネルカへの連帯から20日の練習をボイコットしたチームだが、21日はトレーニングに戻っている。