不倫の恋に落ちるのは道徳・倫理的にいけない行為とされるが、それでも不倫をする男女、あるいは実際に不倫はしていなくても、不倫願望のある男女は、国や時代を問わず一定の比率で存在する。

 日本の場合、ある結婚相談所が98年に実施したアンケート調査の結果(首都圏と大阪、兵庫に居住する20〜50代の既婚女性400人を対象)によると、約2割の人妻が「不倫願望がある」と回答している。また、7%の人妻は「過去に不倫をした経験がある」と回答し、2%の人妻が「今も不倫をしている」と回答した。


 実は不倫は、景気とも密接な関係があるといわれている。不景気になると、不倫をする男女が増加しやすいのである。たとえば、リーマン・ショックをきっかけとした世界的な金融・経済危機下では、英国の金融関係者が不倫に走るケースが増えたそうだ。これは英国の既婚者向け出会いサイトが昨年12月に明らかにしたもので、会員数38万人のうち2万人がなんと金融関係者だという。

 同サイトでは、金融関係者の不倫が増えている理由として、公私ともに強いストレスを受けていることを挙げている。仕事の面ではサブプライムローンの焦げ付き問題で、社会的に非難を浴びているし、家においても給料の目減りなどによって夫婦関係が悪化しやすい。このため、精神的な癒しを求めて不倫に走ってしまうのだとか。

 不況になると、夫の側だけでなく人妻の側も不倫に走りやすくなる。というのも、不況期にはサラリーマンの夫がリストラされたり、給与が減少するケースが増えるので、それに対する愛情や尊敬の念が薄れ、ほかの男性が魅力的に見えてくるのだ。

 不況になると不倫が増えるのは英国だけの話ではない。日本でも深刻な不況が訪れると、不倫が増えたり、不倫をテーマにしたドラマがヒットするといった現象が観察される。

 さて、日本でも長く不況と叫ばれる時期が続いている。ということは......?

 しかし、忘れてはいけないことがある。タイガーウッズの件でもそうだが、「不倫の代償は高くつく」ということを。



『人妻の経済学』
 著者:門倉 貴史
 出版社:プレジデント社
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