17日に行われたグループAの試合で、メキシコがフランスを2−0で下し、決勝トーナメント進出へ大きく近づいた。

初戦で共に勝ち点1を稼ぐに終わった両チーム。前日に行われたもう1試合では、ウルグアイが南アフリカを下して勝ち点を4に伸ばしているだけにどちらも勝ちがほしい試合だったが、前半はメキシコが優勢に進めるも決定的チャンスに決められず、0−0で折り返す。

後半早々にフランスはこの日先発のマルダがシュートを放つがこれはGKペレスに防がれる。メキシコのアギーレ監督はここでエルナンデスとブランコを次々と投入。すると64分、マルケスのスルーパスに抜け出たエルナンデスが、オフサイドと思って足を止めたフランスの守備陣をよそに、GKヨリスをかわしてネットを揺らして先制。79分にはエリア内でアビダルがバレラへファウルして、メキシコにPKが与えられると、ベテランのブランコがこれをきっちり決めて、試合を決定付けた。

最終戦のメキシコ対ウルグアイ戦が引き分けならば、両者の決勝トーナメント進出が決まる。

◇フランス 0−2 メキシコ
[得点] 64分:エルナンデス、79分PK:ブランコ

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