私たちは、毎日たくさんの選択を繰り返しながら生きています。

 朝食になにを食べるかという身近なレベルから、仕事上の決断、休日の過ごし方、また結婚のような一大決心も、すべて自分自身で判断しなければなりません。

 この時に何を基準にすべきなのでしょうか。書籍『ゆるい生き方』のなかにこう記されています。

1.仕事上の問題は「正しいか・正しくないか」で判断する
2.プライベートの問題は「楽しいか・楽しくないか」で判断する

 仕事の場合は、自分の感情を切り離して、相手にとって何が必要なのかを客観的に考えられるようにならないと、結果がついてきません。ここ数年、日本のビジネスパーソンの間でもロジカルシンキングの重要性が認知されるようになりました。作業を効率化して、時間や労力を有効活用しようというのもそれに当たります。かつてのように「勘・経験・根性」の営業が推奨されることも少なくなりました。

 一方、プライベートな事柄には客観性や合理性はいりません。仕事で正しさや合理性ばかりを求めていると、ついプライベートでも正しさを優先し、楽しむことを抑制しがちになります。そうすると、たとえば人間関係も損得勘定のみで判断するようになって、なかなかいい関係を築くことができません。場合によっては、結婚生活でさえ「メリットがない」と考えるようになる可能性もあります。

 さらに、論理性や合理性を考えすぎると、他者に寛容でいられなくなります。他人のミスに腹を立てたり、矛盾した言動が許せなかったり、自分と違った価値観を受け入れられなかったりして、余計なストレスを招いてしまいます。

 しかし、そもそも人間なんて矛盾だらけの存在なのです。むしろ矛盾があって感情に左右される存在だからこそ、面白いのではないでしょうか。それをわざわざ「論理的におかしい」と非難するのは、あまりに見当違いな話でしょう。

 そしてなにより、論理を振りかざしている自分自身が、矛盾に満ちていたり非論理的だったりするのです。

 プライベートはロジックで片付けられるものではありません。もっとエモーショナルな、理屈を抜きにした「楽しい」「幸せ」という気持ちによって成り立っているもの。あまり堅苦しいことは考えずに、もっと自分の感情に素直になったほうが、結果としていいライフスタイルを築いていけるのではないでしょうか。

 「ゆるい生き方」を手に入れれば、今よりもずっと楽になれるはずです。



『ゆるい生き方』
 著者:本田 直之
 出版社:大和書房
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