「ラファエル・ベニテスは我々が最初に見出した選択肢だった。その後、自らをオファーしてきたそのほかの人たちとのコンタクトもあったが、我々がこの状況に最も適していると考えていたのは、常にベニテスだったんだよ」

10日にベニテス監督の就任を正式発表したインテル。マッシモ・モラッティ会長は一夜明けた11日、同監督についてこのように語った。同会長はベニテス監督を選んだ理由についても、次のように説明している。

「我々が彼を選んだのは、未来を保証できると考えたからだよ。それが実現するように願っている。とても真面目な人物であり、非常に仕事をする人だ。それがまず大事で、プラスして彼はヨーロッパのリーグ戦をよく知っている。セリエAに関しては、もちろん我々の助けがあるだろう。だから、慎重かつ注意深くなされた選択だったんだ。我々が正しいことを運命が証明してくれるように願っているよ」

また、モラッティ会長は「人間的には(ジョゼ・)モウリーニョ監督と違う特徴を持つが、それもまた重要なんだ。私はすぐに、モウリーニョをまねる人は望んでいないと言っていたからね。私が欲しかったのは、自分自身のキャラクター、パーソナリティーを持つ人物だった。そしてベニテスは、それを持っている」とつけ加えた。

一方、モラッティ会長はマーケットについて、「監督は15日にお披露目される。それから話し始めるだろう」と、ノーコメントを貫いた。