国会の議論というと、何を思い浮かべますか? 難しくて退屈な議論が延々と繰り広げられている状況を想像しませんか?

 のらりくらりと要点をはぐらかして終わる、いわゆる官僚答弁をはじめとして、牛歩戦術とかヤジ将軍とか、審議拒否から醸し出されるマイナスイメージも根強いような気がします。

 でも、実際は違う一面もあるのです。

 あまり一般的に知られていませんが、実は、国会は珍妙で奇妙で絶妙な味わい深い発言の宝庫なんです。

 「どんなに好きな女性がいても、時給が780円では『おれについてこい』とは言えません」と発言したのは、自由民主党の杉村太蔵議員。2007年3月28日、衆議院・厚生労働委員会で少子化対策についての議論のなかで飛び出した発言です。要するに「給料が安いと、男としてはおいそれとプロポーズもできない」ということを言っているわけですが、この「780円」という妙にリアリティのある数字は、当時の東京都あたりの最低賃金から出たものだと思われます。大学を中退後、長らくフリーター生活を送っていた杉村議員の口から出ると妙にリアルです。

 その他にも驚くような発言があります。たとえば、巨乳論議が真面目に交わされていたり、主婦の心をがっちりつかむために、国債のCMタレントには藤原紀香ではなく木村拓哉を使うべきだという主張がなされて担当大臣が呼ばれていたり。コカコーラとペプシコーラの味の違いについて、気の抜けた議論が交わされていたり。総理大臣に「ネット・カフェを知っているか?」と質問する議員がいたり。

 これら国会議員の迷言を集めたのが書籍『へんな国会』。「国権の最高機関」で飛び交っている意外な言葉に注目してみると、国会が身近に感じられるようになるかもしれません。



『へんな国会』
 著者:のりたまみ
 出版社:ポプラ社
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