本田榮二氏の新刊書『インテリア業界の動向とカラクリがよくわかる本』の売行きが好調である。背景には社員研修テキストとして採用する企業の増加があるようだ。
発売は4月25日なので、早くも45日近くが経過した計算になる。発売と同時にインターネット書店アマゾンのインテリアデザイン部門で上位にランクされ、以来ベスト10以内をずっと維持している。書店での販売も好調で、インテリア企業や住宅メーカーの本社が多い新宿という土地柄、インテリア関係の書籍の売上が大きい紀伊国屋書店本店でも、常時ベスト3を維持しているという。また五反田の東京デザインセンター1階の専門書店「デザインブックス」でも目立つ場所に同著コーナーを設置してPRしている。

この種の業界紹介本が売上の上位にランクされるのは異例と言われている。好評の理由としては、これまでインテリア業界の歴史や全体像を紹介した書籍が皆無に近かったことや、図版100点を収録した2色刷×256頁のボリュームであるにもかかわらず、1365円(税込)というリーズナブルな価格などが考えられる。
しかし背景を深く探ると、この本を社員研修用テキストとして採用する企業や団体が登場し始めたことが売上好調の要因として大きいようだ。たとえば東京室内装飾事業協同組合では35名いる内装士に配布、また大手インテリア企業でも、経営トップから幹部社員に必読するよう指示があったという。
本田榮二氏は、「今後予想される厳しい時代を生き残るには知識と知恵が絶対に必要。この本を知識と知恵を吸収するインテリア百科として役立てて頂きたい」と語っている。