7日、インテルのマッシモ・モラッティ会長とマルコ・ブランカTD(テクニカル・ディレクター)は会議を行い、リヴァプールを退団したラファエル・ベニテス監督を招へいすることがほぼ確実となった。一方で、新指揮官の見通しが立ったことにより、マーケットについて議論がかわされるのも避けられないことだったはずだ。

インテルが第1目標としているのは、リヴァプールMFハビエル・マスチェラーノだ。3シーズン前からリヴァプールでプレーする同選手の獲得は、2500万ユーロ(約27億4000万円)を下らない金額が必要となる。だが、インテルはMFサリー・ムンタリを再び交渉に織り込むかもしれない。

一方、前線ではパレルモFWエジソン・カバーニを引き続きチェックしているようだ。同選手の獲得についても、パレルモのデリオ・ロッシ監督が気に入っているMFレネ・クリンや、FWヴィクトル・オビンナといった選手を代替要員として使用する可能性がある。また、セビージャMFディエゴ・カペルやバレンシアMFダビド・シルバといった選手たちも忘れてはいけない。

また、インテルはDFマイコンの代役にも目を向け始めている。特に有力候補に挙がっているのは、バルセロナからユヴェントスへレンタル移籍していたDFマルティン・カセレスや、ラツィオDFステファン・リヒトシュタイナー。ただし、マイコンが3500万ユーロ(約38億3000万円)以下ミラノを離れることはないだろう。