5月28日、ついにタブレット型端末「iPad」がリリースされ、たくさんの人が「iPad」を求め店の前に長蛇の列を作るなど日本中が「iPad」の話題に沸いた。

 しかしそもそも、「iPad」はどのような点がすごいのだろうか?
 日経BP社から出版されている『iPadショック』(林信行/著)によれば、「iPad」はメディア業界を革命を起こしうる力を持っているという。
 

 ユーザーは「iPad」一台で、そのときの気分や状況に合わせ、音だけのラジオ、映像がついているテレビ、写真や文字が主体の雑誌・書籍といった複数のメディアをザッピングして楽しむことができる。
 つまり、ラジオ、テレビ、書籍が融合する“新時代のメディア”なのだ。

 このメディアの融合は、「iPhone」で既に見られる現象だが、画面が小さいというデメリットがあった。一方の「iPad」は紙と同じ大きさで目に映るため、操作性に優れている。特に書籍や雑誌を見るには非常に適した端末だと言えよう。

 そう、「iPad」は電子書籍サービスの普及において多大な期待が寄せられているのだ。

 さて、そんな「iPad」ともう1つ、電子書籍サービスとして期待されているのが「Amazon Kindle」だ。
 同じく日経BP社から出版されている『Kindle解体新書』(スティーブン・ウィンドウォーカー/著、倉骨彰/訳)は、読書端末の概念を塗り替えた「Amazon Kindle」の使い方や機能、革新性などを詳細に教えてくれる一冊となっている。
 

 2010年4月現在で40万冊もの書籍が用意されている「Amazon Kindle」だが、残念ながら日本語には対応していない。しかし、PDF化すれば閲覧が可能。文字は読みやすく、よくありがちな「電子端末は目が疲れやすい」というデメリットを克服している。

 また、「Amazon Kindle」を使えば、初期費用0での個人出版が可能になり、新たな出版活動の拠点となりえる可能性を持っているのだ。


 …とは言っても、字面だけではその魅力や使い心地は伝わりにくい!

 そこで、「新刊ラジオ」のブックナビゲーターである矢島雅弘さんに、「Amazon Kindle」と「iPad」を実際に手にとってもらい、その比較を行ってもらった。

 
 まず、「iPad」と「Amazon Kindle」を見比べてみる矢島さん。

 
 続いて「iPad」に挑戦する。オフラインでも青空文庫が読める「i文庫」を体験。タッチパネルが意外と操作性が高く、感動の声が。

 
 そして「Amazon Kindle」。この「Amazon Kindle」はE-INKという特殊な電子インクを使用しており、決して目が疲れるなんてことはない。ただ、暗いところでは読めないというのは、本と同様。まさに読書をするための端末である。

 
 「iPad」は落とすと画面が割れてしまう恐れがあり、取り扱いには危険。実はこの「iPad」、借り物のため矢島さんも慎重に取り扱っていた。

 なおこの様子は、6月7日配信のPodcast番組「新刊ラジオ」第1148回で放送されている。「iPad」と「Amazon Kindle」を使っている人の「生の声」が聴くことができる。新刊ラジオはこちらから

 また、日経BP社の公式ページでは、『iPadショック』の約4分の1がPDF化され、無料でダウンロードできるようになっている。iPadをお持ちの方はダウンロードをして、「i文庫HD」で読んでみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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