スムーズに「円満退職」する方法
「立つ鳥跡を濁さず」の言葉通り、会社を退職するときは祝福されて退職、少なくとも怨恨を残して退職したくないと誰もが考えるでしょう。しかし、周囲に波風を立てずに退職するにはいくつかのステップを踏む事が必要で、なかなかうまくいかない方も多いようです。

「円満退職の仕方」

   「今の職場には6月の初めに退職の意思表示をしましたが、具体的な退職希望日を告げていなかったので、予定通り7月末で辞めたい旨を告げると『1週間前に言われても困る、社会人としてこのような辞め方は本来なら許されない』と言われてしまいました。。。」(goal-2010さん)

質問者は、このように退職日を口頭で伝えていたため、退職日直前になってゴタゴタが発生し、円満退職することができなくなってしまった経験から、今後のためにアドバイスを求めています。

   「『社会人として…』などというのはたいてい会社の勝手な都合です。いちいち気にしていてはキリがありません。退職の意思表示を2か月前にした時点であなたは2週間で辞めることができるのですから。…円満退社なんてものは会社にとって従業員を拘束する上で都合のいい言葉、そんなものいちいち気にしていては、いつまでたっても先に進めません」(gophermadさん)

   「引継ぎさえきっちりやれば、多少の嫌な空気もぐっとこらえ「お世話になりました」と言っておけば、円満とまでいかなくとも穏便に退職できます。…何はともあれ『しばらく世話になった感謝とともに過ごす一週間キャンペーン』と自分の中で決めて、たかが七月末までと割り切って、営業モードで耐えることです」(jjnn-qpさん)

会社の都合にあわせることが必ずしも正しくないので、先に進むことが重要。また引継ぎをしっかりしておくことが重要だとのアドバイスが寄せられました。

■退職前の会社の悪口は「円満退職」をさまたげる

今回のケースでは、退職の意思を口頭で伝えていたために、ギクシャクした状態で退職することになってしまいました。それでは、円満退職に導くためには、どのような行動を取ればよいのかを考えると、具体的には3つの要素があげられます。

1.退職意志をはっきりと上司に伝え、あまり間を空けずに退職届(願)を提出する。

2.引継ぎ内容は、後任の方が困らないように口頭ではなく、なるべく文書で残す。ここまでは、大抵の方ができるのですが、どうしても退職間際になると気が緩んでしまい、つい会社や社員の悪口・陰口を言ってしまいがちです。退職していなくなってしまう人間の言動や行動は、社内で噂として広まりやすく、会社や上司に知れる可能性が高くなり、「あいつあんな考えで勤務していたのか…」になってしまいます。

3.退職意志表明後は、会社や他の社員の悪口や陰口は絶対言わないこと。また嘘でも良いので、なるべくお世話になった方には「ありがとう」の感謝の気持ちで接する事が大切です。「いろいろあったけど、結局はいい人だったね」と社内の人に思ってもらうことは決して損なことではありません。

円満退職はそれほど難しいものではありませんが、複雑な人間関係が絡んできます。くれぐれも慎重に行動することが重要でしょう。

桜井 規矩之左右(Kikunozou Sakurai) →記事一覧

■関連Q&A
円満ではない退職が決まった後…退職日まで会社に行くのが怖い
円満な退職理由って何かありますか?

■関連記事
「ボーナスを貰って辞めたい…」
会社が倒産寸前! いつ辞めればいいですか?