韓国の国立科学捜査研究所(以下、科捜研)に人体標本として保管されている李氏朝鮮時代の妓生(歌舞を職業とする女性)の生殖器が、今月中にも廃棄されることが決まった。韓国メディアが伝えた。

 韓国の民間団体が2010年1月、「科捜研に保管中の人体標本を廃棄すべき」とする訴訟を起こしていたことについて、ソウル中央地方法院は5月27日、国に対して人体標本の廃棄を命じる和解勧告を決定した。

 廃棄されるのは明月として知られる30代女性の生殖器と、宗教団体「白白教」の教祖の頭。訴訟を起こしていた民間団体の僧侶は、「これらは医学的な観点から標本にされたのではなく、性的好奇心から作られたもの」であるとし、反人道的な標本の保管を中止するよう求めていた。

 韓国メディアによると、日本統治下であった1910年代、ソウルの鍾路(チョンノ)にあった「明月館」にいたある妓生と同床した男性が、次々と死亡する事件が発生した。日本の警察は明月の死後、事件究明のために解剖検査を行い一部を標本にしたと言われている。

 また、白白教は1923年に京畿道一帯で創始した宗教団体で、保管されているのは教祖だった全竜海(チョン・ヨンヘ)のものと推測されている。全竜海は裏切った信徒約600人を殺害しており、日本の警察は全竜海の死後、脳の構造と殺人との関係を研究するために解剖したとみられている。

 科捜研関係者は廃棄することについて、「医学的価値のない標本。廃棄には問題ない」と述べている。これらは、無縁故者死体と見なされ、今月中にも火葬または埋葬される予定だ。(編集担当:新川悠)



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