投手が試合の中で達成する記録の中でも特にスゴイ記録が「完全試合」。パーフェクトゲームとも呼ばれ、途中で相手にヒットやホームランを打たれないのはもちろん、四球や死球(デッドボール)、味方のエラーでの出塁も許さずに勝利したときに認められる記録です。

日本のプロ野球では1950年以降60年の間に15回、メジャーリーグでは19世紀以来20回記録されています。この記録に、デトロイト・タイガースのガララーガ投手があと1アウトまで迫ったのですが、最後のバッターに内野安打を打たれて記録を逃してしまいました。しかし、この内野安打が非常に微妙な判定だったために波紋を呼んでいます。

詳細は以下から。
Missed call ends Galarraga's perfect bid | MLB.com: News

Yahoo!スポーツ - MLB - スコア詳細 - タイガース vs. インディアンス

現地時間6月3日に行われたクリーブランド・インディアンスとデトロイト・タイガースの試合で、タイガースのガララーガ投手は打たせて取るピッチングでアウトの山を築き、9回裏まで完全試合ペースで投球を続けていました。タイガースは2回に1点、8回に2点を入れており、9回裏の3人を完璧に抑えれば完全試合達成となるはずでした……。

9回裏2アウト、最後のバッターとの勝負。カウントは1ボール1ストライク。
Baseball Video Highlights & Clips | CLE@DET: Donald breaks up perfect game in the ninth - Video | MLB.com: Multimedia


3球目、ガララーガ投手が投じたのはちょっとアウトコースへの球。


これをバッターのドナルドが捕らえました。


ボールは一・二塁間へ転がりますが、一塁手のカブレラがけっこういい位置にいました。


一塁のカバーに入ったガララーガへ送球。



しかし、審判はセーフを宣告。


思わず頭を抱えるドナルド。バッターなので、ヒットだったことを喜ぶべき場面のはずですが、なんだか微妙な空気です。


「おいおい…」と苦笑いのガララーガ。


呆然とするカブレラ。


オーナーらしき人も頭を抱えています。


もちろん監督は抗議に出ましたが、判定は覆らなかったようです。


こちらがリプレイ映像。


それほどギリギリではなく、普通にアウトのように見えます。


捕球した瞬間、ガララーガ投手は完全試合を確信。


送球したカブレラ一塁手もガッツポーズしていました。


試合はこのあと、次のバッターを打ち取ってタイガースが勝利。ガララーガ投手は被安打1の完封となりました。ちなみに、メジャーリーグでは今季すでに2回完全試合が達成されており、シーズン中に2人が完全試合を達成したのは1900年代以降では初めてのこと。

なお、審判はこの判定が誤審だったと認め、ガララーガは「誰しも完璧ではないさ」と語りました。

9回2アウトまで抑えながらも完全試合を逃したケースは日本のプロ野球でも3例あり、中には延長13回まで34人の打者を完全に抑えながらも延長14回の先頭打者にホームランを打たれて敗戦投手となってしまった江夏豊投手のようなケースもあります。

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