「カカーはレアル・マドリーが偉大な監督を選んだことを喜ばなければいけないよ。カカーは落ち着いているね。もうすぐで負け知らずの監督と一緒にやるんだ。モウリーニョは2年間ですべてを勝ち取ったよ」

ブラジル代表でMFカカーとチームメートのインテルGKジュリオ・セーザルは、指揮官のレアル・マドリー行きを嘆いている。それでも、3冠を達成したインテルで、これからも成功を続ける意欲は十分なようだ。

――来シーズンのレアル・マドリーは、恐ろしい相手ですね。

「まったくだね。でも、今のカカーはセレソン(ブラジル代表)の一員としてワールドカップ(W杯)で僕たちを助けなければいけないよ。モウリーニョとレアル・マドリーのことを考えるのは、その後さ」

――マッシモ・モラッティ会長は、モウリーニョ監督の後任にイングランド代表を率いるファビオ・カペッロ監督の招へいを考えているようです。

「カペッロはいいね。彼はローマでも、ユヴェントスでも、レアル・マドリーでも勝利をつかんできた。決断するのはクラブであり、モラッティ会長だ。でも、モウリーニョの後任だから、普通の指揮官じゃ納得できないところはあるよ。カペッロのような一流の監督が必要だ。でも…」

――でも…?

「カペッロが南アフリカW杯で結果を残すのは勘弁してもらいたいね。イングランド代表がうまくいかないことを祈っているよ」