わざと負けるのが難しい!はまる「あとだしじゃんけん」【iPhoneでチャンス掴め】
初心者でもiPhoneアプリが作れるようになるレインボーアップススクール。その卒業生たちのアプリ制作と作品をレポートするのが今回のシリーズだ。

第2回は、2期生で、IT企業で働く39歳の男性。Masahiro Mizutaniさんだ。

■娘が自分のiPhoneアプリを楽しんでくれたら
Masahiroさんは、iPhoneアプリ初心者といっても、学生時代にC言語、アセンブラ言語を用いてポケットコンピューターのシューティングゲームなどを作った経験もある強者だ。とはいっても、20年近くもプログラミングから遠ざかっていたという。

ところが、iPhoneアプリ開発言語がCに近い言語であることを知り、若いときの気持ちがよみがえって20年ぶりにプログラミングを始めたそうだ。
「身近にいる最も大切な存在である娘が、自分の作ったアプリで遊んでくれたらどんなに幸せなことだろう」というのがiPhoneアプリ開発講座に通う動機だった。

■アプリ制作で気にしたことは意外にも
娘のために20年ぶりにプログラミングを始めたMasahiro Mizutaniさん、実際にiPhoneアプリ開発をやってどう思ったのだろうか。

「iPhoneアプリ開発環境では、画面設計はInterface Builder、プログラムロジックはXCODEと明確に分けて開発することができます。Interface BuilderとXCODEは相互連携しており、とても使い易いことに驚きました。しかも、これらの開発環境が無料で使るときては、今の若者は恵まれていると思いました。とはいえ、少ないメモリを意識して開発しなくてはならないあたりは、昔のポケットコンピューターのころと変わりませんね。」
と、iPhoneの開発環境の充実ぶりに喜んでいるようです。

また、アプリ開発で注意したことは、意外にもデザインだという。
「iPhoneは画面が美しいため、それなりに画面デザインをしないとカッコがつかない。デザインには気を使いました。私はイラストのセンスがないため、ボタン画像やアイコンは、プレゼン資料作成に使うパワーポイントを酷使。
デザインを当てはめてみてはプログラミングをし、またデザインを当てはめているという繰り返し。デザインとプログラミングの比率は50:50くらいでしたね。」

Masahiroさんは、自分で開発したアプリで、今年小学校に入学した娘さんと一緒に遊ぶことが楽しみなのだそうだ。
今後も、簡単に操作できて家族や仲間同士でわいわいと楽しめるアプリケーションを開発したいとのことだ。

■娘にプレゼントした かけ算算九アプリ「かけざんロボ」

画像:001.jpg
かけざんロボ

Masahiroさんは、このアプリを作成したきっかけを、「お風呂に『くくひょう』が貼ってあり、これを100円均一で買うんだったらアプリだって100円で買うだろうと思いました。ただ単純に覚えるだけでなく、クイズやバトルもあったら楽しく学習できるだろう」と思って制作したという。

「iPhoneを機械的なものにせずに、ロボとしてやさしく話しかけてくる、そんなぬくもりのあるアプリケーションを目指しました。ロボのメッセージは数パターン用意してあり、子供を飽きさせない工夫をしてみました。また、日本も国際化が進み、外国人のお友達がいますので、日本語のみならず英語やフランス語でも『かけざん』ができるようにしてみました。」と、かなりの力作となっている。

■わざと負けるのが難しい!意外にはまる「あとだしじゃんけん 」
あとだしじゃんけん

仕事の目標を設定する面談で上司がこんなことをいいました。
「目標設定は今すぐにやろう。あとでやっては『あとだしじゃんけん』みたいだ。このとき、ひらめきました。

非日常の「あとだしじゃんけん」をアプリにしたら楽しめだろうと思ったのです。
反射神経ゲームで、勝つだけではなく、ときどき負けたりして。こうしてゲームの構想は決まりました。」


パワーポイントで「ぐー、ちょき、ぱー」の作画をしていると、奥さんに何やっているの?と、大笑いされたそうだ。こうして開発は、とんとん拍子に進むと思われたが、そこで問題に直面したという。

「『一定時間たったら時間切れ』の処理にはまって、解決するのに約2週間かかりました。スレッド処理のいい勉強になりました。」と、振り返る。

このアプリは、iPhone相手にじゃんけんに勝つだけではなく、ときどき負けなくてはならない。単純だけど面白いアプリに仕上がっているのだ。

たかがじゃんけんではあるが、負けるとやっぱり悔しい。
勝ち手はすぐに思いつくが、いざ負けろとなると、これが結構難しい。

「単純だけど面白いアプリに仕上がりました。」と、今後は英語版も作るそうだ。


MasahiroさんはRainbowAppsスクールを卒業後1ヶ月で、早くも「かけざんロボ」と「あとだしじゃんけん 」をリリースしている。
「RainbowAppsは毎回違うサンプルアプリケーションを1つ作るスタイルなので、複数パターンのアプリケーションの構造を大局的に捉えることができ、引き出しを増やすことができた」という。


初心者OK! 2ヶ月でiPhoneアプリを作る iPhoneアプリ開発スクール
iPhoneアプリの検索・共有・SNSサイトなら RainbowApps - レインボーアップス

iPhoneでビジネスチャンスを掴もう】の記事をもっと見る
40歳でiPhoneアプリをリリース!欲しいアプリは自分で作れる
出先で急病も大丈夫!口コミ情報で安心の病院選びの切り札
楽譜が書けなくてもiPhoneでチョチョイと曲を作ろう
乗るだけでデータ転送!Wi-Fi体重計でハイテクダイエット
コンビニ傘を買いたくない人への最強ツール