全仏オープンでは27日、女子シングル2回戦に勝ち進んだクルム伊達公子(エステティックTBC)が世界107位のジャーミラ・グロート(オーストラリア)を相手に健闘したが、0−6、3−6で敗退している。世界ランク72位でトーナメント最年長39歳である伊達選手は、一回戦で第9シードのディナラ・サフィア(24=ロシア)を相手に3−6、6−4、7−5で逆転勝ちを収め、フランスで注目を集めていた。

 2回戦はストレート負けしたものの、足の故障があったことなどが伝えられており、現地メディアには健闘をたたえる記事が目立つ。一回戦の内容について多くのフランスメディアが、称賛の声を寄せ、彼女の勝利が大々的に報じられている。37歳で現役復帰、39歳で快挙を成し遂げた伊達の精神力をたたえていた。

 仏フィガロ紙では、一回戦で伊達選手に敗れたサフィアのインタビュー記事が掲載されている。背中の故障やサーブの練習不足などがあったとしながらも、伊達については「(伊達選手の)試合は見たことはあったが対戦経験はなく、難しかった。最初は優位だったが、その後の2セットは伊達選手の試合となってしまった。伊達選手のプレーはとても攻撃的だった」と語っており、伊達の実力を認めている。

 仏エキップ紙では「伊達のラブ・ストーリー」と題し、一度は現役を退いた伊達選手が、レーシングドライバーで夫のミハエル・クルム氏による強い勧めにより、現役復帰を決意するまでの経緯を伝えている。これが伊達選手が持つ不屈の精神力の源となっていると記されており、「愛(アムール)」のあるエピソードを好むフランスらしく、伊達選手の勝利の裏側に、夫婦のロマンスがあったことを報じている。

 惜しくも2回戦で敗退したものの、伊達選手の健闘はフランスで大きく報じられ、惜しみない賛辞が寄せられている。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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