昨年7月の大相撲名古屋場所で、土俵際のいわゆる「砂かぶり」といわれる特等席に、暴力団幹部が連日座っていたというので、相撲協会はこのチケットにかかわった親方2人を処分するという。名古屋場所で愛知県警などが確認したのは、指定暴力団山口組弘道会の幹部らで、毎日数人づつ、延べで約50人が観戦した。

一目瞭然の連中だったはず

   暴力団幹部が座っていた席は、土俵に近い「たまり席」といわれる中の、前5列300席で、「維持員席」と呼ばれる。一般販売はされず、名古屋場所では130万円以上を献金した個人、法人、団体のうち、真っ当な職業、相撲の愛好家という条件がついている。


   「維持員」以外の使用はできないが、実際はさまざまに流れているのが実情だという。相撲協会は昨年9月から、暴力団関係の入場を全面規制しているが、ことし1月の初場所でも維持員席に暴力団員が確認されている。

   問題の名古屋場所のチケットは、木瀬親方が清見潟親方を通じて入手、木瀬親方は「十数年来付き合いの経営コンサルタントに渡しましたが、暴力団に渡るとは思ってなかった」と言っているという。つまり、暴力団は「付き合いのある人」の先のつながりということになる。

   なぜ暴力団が相撲を?事情通は、刑務所の服役者をはげますためだという。刑務所ではテレビの相撲観戦は大きな楽しみ。そこで、組幹部がテレビに写る席に座って、受刑者にメッセージを送るのだという。たしかに、彼らが座ったのは向う正面。テレビで最も顔が写る席だ。

   阿部祐二リポーターが元受刑者に名古屋場所の写真を見せて、暴力団員を特定できるか聞いたところ、いともあっさり「これとこれ」と指差していた。

   清見潟親方が所属する三保ケ関部屋の三保ケ関親方は、「木瀬親方に頼まれて2席をとったことしか知らないらしい。(暴力団の)ウワサは入ってくるが、事実はわからない」という。

   加藤浩次キャスターは「維持員席は他の人は入れないんでしょう?」といぶかる。

   大竹真アナ「実際はいろいろな人にわたっている」

   テリー伊藤がばっさり切った。

   「これ、NHKがトップニュースでやった。相当怒ってますよ。年間何十億の放送料を相撲協会に払ってるわけでしょう。その協会の一員が暴力団にチケットを流し、電波が利用されていた。こんな屈辱はない」

   「タニマチの近くに暴力団というのは、実はあるんですよ。知らないといっても、怪しいとは感じていたはず。今回たまたま見つかったが、その前からもやっていたでしょう。協会もたまったもんじゃないし、楽しみに行っている人への裏切りだ」

   相撲がもつ「そもそも」の問題なのでは?

ヤンヤン

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