【雅道のサブカル見聞録】 密かに人気な都道府県擬人化漫画

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 各都道府県独自の県民性にスポットを当てたネタというのは意外と人気で、日本テレビ系列で2007年10月から放送されている『秘密のケンミンSHOW』は安定的な視聴率に支えられている。そんな中、県民性をネタにした4コマ漫画も密かに人気を呼んでいる。書店で平積みされている風景をみた人もいるのではないだろうか。飛鳥新社から発行されている『うちのトコでは』だ。今年一月の発売から緩やかではあるが確実な売り上げを出しているという。

 この作品、もともとは著者であるもぐら氏がWebで公開していた『四国四兄弟』という作品を大幅加筆したもの。今回の書籍化では四国だけではなく、四十七都道府県全てが擬人化されている。最近やりつくされた感のある県民性ネタと擬人化ではあるが、その二つを合わせたものというと、あまり見当たらなかった。これには、逆に新鮮な感じさえ受ける。地域擬人化漫画というと世界の国々と歴史ネタを絡めて漫画にした『ヘタリア』を思い浮かべる人が多いと思うが、キャラの男女比はヘタリアよりはバランスが取れており、腐女子ネタも控えめで、より一般向けの作りになっているといえよう。

 地域ごとの豆知識満載で絵柄も可愛いらしい。キャラも立っており、クスリと笑ってしまうネタも充実。ありきたりのネタで満足できないという人には巻末読みきりの「夢の架け橋」がオススメだ。税金の無駄使いとメディアから叩かれてばかりだった明石海峡大橋開通が、まさかあそこまでの感動作になるとは…。悲劇を乗り越え、開通に尽力するドリル髪の神戸さんが健気で萌えること間違い。ちなみになぜ“神戸さん”で、県名の“兵庫さん”ではないかというと、兵庫県は歴史的背景で地域性が違うため、特例として神戸(摂津)、播磨、丹波、但馬、淡路の5キャラクターに分けたとの事。詳しくは本書を読んで確かめてもらいたい。

 最後になったが、一言。岐阜さんはアレでいいのか? なんかもう人間以外の別に生物になっているのだが。主な鳴き声が「ぎふー」って…。

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