レアル・マドリーへの移籍に向かっているインテルのジョゼ・モウリーニョ監督は24日、マッシモ・モラッティ会長とのディナーに臨んだ。インテル退団について、そして何より1600万ユーロというモラッティ会長が設定した契約解除金について話し合うためだ。

23時過ぎに会長宅を後にしたモウリーニョ監督は、「私に言えることは、会長との食事がとても良かったということだけだ」とコメント。これ以外の発言はなかった。同監督の退団は確実だが、一部選手の移籍も含め、明確にしなければいけないことはまだ残されている。

一方、深夜0時過ぎにモラッティ会長は「関係は終わった。これからやるべきことを見ていく」とコメント。インテリスタに残されていたかすかな希望も打ち消した。なお、モラッティ会長は同日午後、「モウリーニョ? 希望は常にあるが、終わったと感じている人間の意志を尊重する必要はある。どうなるかは見てみよう。直接会って話したい」と語っていた。

また、モラッティ会長は3冠を達成して喜ぶインテリスタについて、「彼らと一緒にこのすべてを分かち合えるのは幸せなことだ。できるだけチームを前進させるのは良いことだよ。これらの成功にふさわしかったからね。サポーターは素晴らしいハートで、マドリッドでもミラノでも、チームに付き添ってくれた。パーティーを続けてくれたのは良いことだった」と話している。

その一方で、同会長は「今年のすべての成功はまだ理解していない。この幸せの中で、すぐに没頭するのは簡単なことじゃないんだ」とつけ加えた。