来シーズンに向けてユヴェントスと駆け引きをしていたリヴァプールのラファエル・ベニテス監督に、再びイタリア、今度はミラノへの道が開かれているという。ジョゼ・モウリーニョ監督が退任し、レアル・マドリーへ行くと言われる(しかも濃厚と見られる)インテルの指揮官に就任する可能性だ。少なくとも、英紙『サン』はそう報じている。

ベニテス監督は20日、マドリッドの学校で賞を受け取った際、インテルについて尋ねられると、「今の私はここにいて、とてもハッピーだ」と答えたようだ。ユヴェントスやその新監督に就任することが決まったルイジ・デル・ネーリ監督について問われると、同じ返答をしている。“守備的”な立場を貫くことについて、ベニテス監督は「そうしなければいけない」と語った。だが、前日にリヴァプールとの契約があと4年残っており、それを尊重すると話したばかりにもかかわらず、そうしていることについての理由は話していない。

一方、ポーツマスのアブラム・グラント監督はクラブの公式サイトでファンに別れのあいさつを告げ、退任を発表した。同監督は「私のキャリアで最も難しかった決断の一つ」と話している。今季、2部に降格したポーツマスをFAカップ決勝まで導いたグラント監督は、ポーツマスとまだ2年の契約を残しているが、クラブ側は一切補償を求めないという。